こんにちは、つくスタ特派員のサヤです。
気がつけばセミの声が聞こえ始め、つくばエリアはまぶしい太陽の日差しと共にいよいよ夏本番!
近所を散歩していると、トマトやキュウリ、ナスなどを育てているお庭をあちこちで目にするようになりました。
自分たちで育てた野菜を採って食べる。
ジブリ映画に出てきそうな体験、憧れますよね♪
そんな体験を子どもと一緒にしたいとわが家が参加したのは「つくば市農産物オーナー制」です。
「つくば市農産物オーナー制」というのは、いくつかある農家さんの中から、自分が興味のある農作物のオーナーになるというもの。植え付けや収穫、農産物を使った体験などを楽しむことができます。
毎年1月ごろつくば市の広報やHPなどに案内が出て、申し込みの締め切りが2月ごろとなっています。
2021年は定番の野菜だけでなく、イチゴ、はちみつ、ワイン、バラなど7つの農家さんから選ぶことができました。
さて、わが家がお願いしたのは「福田農園」さん。
小玉スイカ、カボチャ、エダマメ、トウモロコシ、ジャガイモの種まきから収穫までを体験することができます。
最初に訪れたのは、3月。
ジャガイモの種イモの植えつけからスタートしました。
毎回、当日行う作業の手順や注意点など簡単な説明があります。
まずは、芽の位置を確認しながら種イモを半分に切り、石灰をつけます。
そして、畑へ移動し、土の上に並べていきました。
「この小さな種イモからどんなジャガイモができるのかな?」
「大きいのが採れるといいね」
子どもたちは今からワクワクです。
4月。
エダマメとトウモロコシの種まきです。
「トウモロコシの種は赤いんだね~」「エダマメは青だ!」と驚く私たち私たち親子に、「これは薬の色なんだよ」と笑いながら教えてくれた福田さん。
親になっても知らないことだらけ(^^;
子ども達と丁寧に種をまいて、温室へと運びます。
帰り際、先月植えたジャガイモを見に行くと、芽がでていました!
5月。
この日はエダマメ、トウモロコシ、スイカ、カボチャの苗植えです。
「まいた種はどうなっているかな?」
楽しみに訪れると、しっかりと育っていました。
植え方を教わったら、いざ畑へ!
斜めにならないように、しっかり立てて。
美味しいトウモロコシを食べる日が楽しみだね。
6月。
ジャガイモの収穫です。
「この前植えたばかりじゃない?」という子どもたち。
行ってみると、わさわさと濃い緑色の葉が茂っていました。
「こんな感じで掘ってね。土の中にもたくさん眠っているから、宝探しみたいに探してね」という福田さんの説明に、早くやってみたくて仕方のない子どもたち。
「こんな大きなの採れた~!」
「なかなか抜けないよ~~!!」
あちこちから、楽しそうな声が聞こえてきます。
たっぷり採れたジャガイモ。
帰りの車内では、「どうやって食べようか」「まずは蒸かして食べよう!」「カレーにしよう!」。そんな話で盛り上がりました。
7月。
エダマメ、トウモロコシ、スイカ、カボチャの収穫です。
初夏を迎えて葉を茂らせた畑は、とてもにぎやか。
あんなに小さな苗だったトウモロコシも、あっと今に間に私の身長を超えるほど成長していました。
近寄ってみると…
生い茂る葉っぱの下には大きく成長した野菜たちが隠れていました!
どこだどこだと言いながら、子どもたちとカボチャ探し。
子どもたちが見守る中、ハサミを使った作業は夫の出番です!
採れた野菜を大事そうに持つ子どもたち。大収穫でした♪
お世話になった福田さんご夫妻。
訪れるたびに笑顔で迎えてくれて、野菜のこと、発育状況、作業の仕方などを丁寧に教えてくださいました。
オーナー制では普段の手入れなども行ってくれるので、野菜作り初心者でも安心して楽しむことができます。
野菜だけでなく、時にはバッタを捕まえてみせてくれたり、野花を一緒に摘んでくれたりとアウトドアならではの体験をさせてくれる福田さんに、子どもたちも毎回畑に行くのを楽しみにしていました。
広い畑の中で、日光や恵の雨を浴びてぐんぐん育つ野菜に囲まれ、
「今度来るとき、畑どうなっているかな?」と時間の経過を楽しみに待つ。
普段の生活では味わうことのできない野外での体験は、おうち時間が増えている今だからこそ、特別楽しく感じることができたのかもしれません。
収穫の後、「自分たちで作った野菜はおいしいね」と言いながら囲む食卓は、シンプルな調理でもごちそうになるから不思議です。
以上、採れたて新鮮な野菜に箸が止まらないサヤがお届けしました(‘◇’)ゞ
<参考HP>
2021年 つくば市農産物オーナー制 [PDF]