つくば市の魅力をお伝えするには、住んでいる方に語ってもらうのが一番!
そこで、いずれもつくば市在住、子育て中の方に「男性視点」「女性視点」の座談会形式でその暮らしぶりをお話しいただきました。
磯上透さん(つくば歴12年目。子ども:長男(高1)、次男(中1)、長女(5歳))
小林智彦さん(つくば歴19年目。子ども:長男(小2)、長女(4歳))
大塚公彦さん(つくば歴7年目。子ども:長女(小6)、次女(小3)、三女(小2)、四女(5歳))
―― まずはつくば市に住むことになった経緯、つくば市の印象などを教えてください。
磯上妻の転勤を機に。自分は都内勤務なのですが、引っ越してきた当初はつくばエクスプレス(TX)の開通前だったので4年ほど高速バスを使って通勤をしていました。
眠って通勤できる利点はあったのですが、渋滞などで時間が読めないことも多かったですね。TXが開通してからは通勤時間が飛躍的に縮まり、とても快適になりました。
大塚自分はTXが開通したので、つくば市に住むことにしました。通勤は千葉です。TXが全面に取り上げられがちですが、高速道路のインターチェンジもあるし茨城空港も近いとても便利な立地だと思いますよ。
当初は人工的な街というイメージでしたが、ここ数年間で街が成熟してきた気がします。
小林筑波大学入学がきっかけです。当時は「陸の孤島」なんて呼ばれていましたが、自分はもっと田舎の出身なので不自由は感じませんでした。
現在車で通勤していますが道が広くて美しい。仕事で都内に出る機会も多いのですが、TXは早くて快適ですね。1時間程度で霞ヶ関に着くと言うと未だに驚かれます。
大塚TXは東日本大震災のときもかなり早く復旧したので、通勤しようとしたら乗り継ぎの電車が止まっていて自宅に戻りました(笑)
磯上毎日乗っていますが、とにかく事故や故障が無いですね。遅延もほとんど記憶がありません。可動式のホーム柵は子どもといても安全ですし、振動も少なくて心地良いです。
―― みなさんお子さんがいらっしゃいますが、つくば市の子育て環境はいかがでしょうか。
磯上保育園には入りやすいと感じました。しばらく民間の託児所に「待機」していたのですが、ほどなく希望の認可園に入園できたので。都内ではとても考えられません。
また、息子がサッカーをやっているのですが、筑波大学の体育系の学生が教えてくれるんです。最先端のスポーツ科学に基づいた指導を幼い頃から受けられるというのはとても恵まれています。
大塚学習面もとても充実していますね。ICT教育に力を入れていて、小学校低学年でもタブレットを使いこなす姿を見たときには驚きました。
小学校ではオープンスクールといって年に数回公開授業があるのですが、とにかく親の参観率が高い。ほとんどの親が見に来ていますし、父親の姿もかなり多いです。
―― みなさん、オープンスクールには行かれたことがありますか?
―全員が頷く―。
小林毎回行っています。自分の子のクラス以外でも見学できるので、興味のある授業は積極的に見ています。総じて趣向を凝らした良い授業だと思います。
磯上親の教育に対する意識はとても高いです。研究学園都市という地域柄、高い専門知識を持った方も多いですし子どもたちも「勉強するのは当たり前」という環境にいます。
小林それはとても感じます。保育園だと保護者同士の関わりがとても深いのですが、会話をしていても親の教育レベルがものすごく高い。とても刺激的な環境です。かと言って、いわゆる詰め込み型の教育をするのではなく、伸び伸びと余裕を持って子どもたちを誘っている気がします。
大塚親のバックグラウンドが似ているので家族ぐるみの付き合いができるんですね。いい大人になってから、こんなに深く付き合える人と出会えるとは思いませんでしたよ。
磯上たぶん、ここまで若い世代の父親が子育てを含めて社会に参加できる土地って少ない気がするんです。つくば市内の研究所に勤める親が多いので、長距離通勤している人よりも時間的余裕がある。平日に子どもを病院に連れて行っても、2~3割は父親ですからね。
大塚病院といえば、総合病院もあるし個人病院も多いので安心ですね。子どもが多いからか特に小児科は多くて安心です。
小林予防接種のときに普通は「ママ~!」と泣くのに、つくばの子どもは「パパ~!」と泣く、なんて都市伝説もあります(笑)わが家は確実にパパと言って泣きますね。