※当記事は8月上旬に取材したものです。現在、国の緊急事態宣言発令により、一部休館している施設があります。詳細は各ホームページにてご確認ください。
こんにちは、つくスタ特派員のサヤです。
以前ご紹介した「つくばちびっ子博士」の動画を見て、市内にあるさまざまな研究施設に興味を持った子どもたち。実際に見てみたい!ということで、今回は「つくばサイエンスツアーバス」を利用して見学に行ったときの様子をレポしたいと思います。
つくばサイエンスツアーバスは、土日祝日に運行している、6つの研究教育施設を巡る循環バスです。事前予約なしで利用でき、乗車券を提示すれば1日何度でも乗り降り可能なので、複数の研究所見学にはもってこい。
普段バスに乗る機会の少ない子どもたちと、遠足気分で出発です♪
最初に訪れたのは、産業技術総合研究所内にある「地質標本館」。
国内最大の地球科学専門の博物館で、岩石や鉱物、化石などを間近で見ることができます。
受け付けを済ませてすぐ、娘と釘付けになったのが鉱物の展示室でした。
キラキラ輝くダイヤやオパールなどの宝石!「あれもいいね。これもいいね」とテンションがあがります。色も形もさまざまな鉱物を見て、「どうしてこんなに違う宝石ができるのかな?」と子どもたちに興味が芽生えていました。
次に訪れたのは、地質標本館から歩いてすぐのところにある「サイエンス・スクエア つくば」です。
こちらは「つくばちびっ子博士」の動画を見て、子どもたちが絶対行ってみたいと言っていた場所のひとつでした。
お目当てはアザラシ型ロボットの「パロ」。
実物は動画でみるよりさらにカワイイ!
愛らしい姿だけでなく、滑らかな動きと、こちらを認識して反応する姿がロボットだということを忘れさせます。セラピーを目的に医療現場で導入されているというだけあって、訪れた見学者のハートをあっという間にわしづかみにしてしまうパロ。現在は、新型コロナウイルス感染防止のため触ることができませんでしたが、いつか抱っこしてみたいと思いました。
最後に訪れたのは、筑波宇宙センター(JAXA)です。
実物大の人工衛星やロケットエンジンは大迫力!こんな大きいものが宇宙まで飛んでいくのかと何度見ても驚きます。
最近パソコンを使うようになった子どもたちは、人工衛星の展示を見て驚いた様子でした。普段何気なく使っているインターネットや電話、カーナビなどは、遠く離れた宇宙を経由している…なんて日頃考えもしないですよね。
他にも宇宙食の展示や油井亀美也宇宙飛行士が描いた、思わずクスっと笑ってしまう星座のイラストなど、小さい子でも宇宙を身近に感じられる展示がいくつもあり、親子で楽しむことができました。
普段当たり前だと思っていたものが、実は不思議でいっぱいだったと親子で気づいた夏休み。
子どもたちに夢や想像力を与えてくれるつくばの研究施設は、何度でも訪れたい場所でした。
帰宅後「パロみたいなロボットを作ってみたい!」と目をキラキラさせる子どもたちを、夢が膨らむなぁと眺めていたサヤがお届けしました。
【つくばサイエンスツアーバス】
https://www.i-step.org/tour/tsukuba-science-tour-bus.html
【地質標本館】
https://www.gsj.jp/Muse/
【サイエンス・スクエア つくば】
https://www.aist.go.jp/sst/ja/
【筑波宇宙センター】
https://fanfun.jaxa.jp/visit/tsukuba/