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先進的な取り組みも。守谷市の「学校教育改革プラン」とは?

つくばスタイル特派員 なのはな Blog 
2022年01月28日

こんにちは。つくばスタイル特派員のなのはなです。

 

つくばエリアの大きな魅力のひとつが「優れた教育環境」。

小中一貫教育やICTの活用など、各市がさまざまな取り組みを行っています。

 

今回は、守谷市が進める独自の「学校教育改革プラン」に注目。

守谷市教育指導課 課長・古橋さんと、主事・星川さんにお話を伺ってきました。

 

「週3日の5時間授業」「英語教育の充実」「おたよりのペーパーレス化」など、全国的にも注目されている取り組みが多数あるんですよ!

 


わくわく子育て王国もりや [PDF]

 

平成31年(令和元年)度からスタートした、守谷市の「学校教育改革プラン」。

 

基盤にあるのは、平成25年度に始まった守谷市保幼小中高一貫教育「きらめきプロジェクト」です。

「小1プロブレム」「中1ギャップ」をなくすため、小中合同授業や部活動の交流など、当時は全国でも珍しかった活動を率先して行ってきました。

 

さらなる高みを目指して策定された「学校教育改革プラン」には、先進的な取り組みがたくさん。お話を伺いながら驚きの連続でした!

 

以下に主なものをご紹介します。

 

週3日の5時間授業「守谷型カリキュラム・マネジメント」

現在、小中学校の授業時間は、月曜のみ5時間、火~金曜は6時間授業が一般的。

しかし、守谷市では「月・水・金曜の週3日5時間授業」とし、学びの質の向上を図っています。

 

その分は夏休みを若干短くしたり、創立記念日にも授業を行ったりすることで補填。

それでも、子どもは毎日の負担が減り、先生は働き方改革に繋がるため、大変好評なのだそう。子どもの学力も年々向上しているといいます。

 

文科省のフォーラムでも発表された、全国でも注目されている取り組みです。

 

市費で「小学校の一部教科担任制」を導入

 

 

小学校5、6年生の理科・図工・音楽の授業は、専門の先生による「教科担任制」で実施。

科学・芸術への興味向上や、中学校の授業へのスムーズな移行を目指しています。

 

その時間、クラス担任は手が空くため、教材研究や事務作業に充てられるというメリットも。

通常、先生は県で採用し県費で担うものなので、市費で専門の先生を雇っているケースはかなり珍しいのだそう。

 

英語教育が充実。生きた英語にふれられる

ALT(外国語指導助手)の先生が各校1名(大規模小と中学校には2名)常駐。

英語の時間だけ来るのではなく、学校にずっといるので、休み時間も一緒に遊ぶなどコミュニケーションがとれます。

 

 

さらに、中2の授業には「DMM英会話」を導入。現在は年10回、オンラインでネイティブの講師と1対1での授業が行われています。

イヤホンを付けての個別授業のため、まわりに会話を聞かれる恥ずかしさもなく、個人のレベルにも合わせてくれるので安心。

 

これらの実績として、守谷市の中3での英検3級取得率は50~60%と、全国的に見ても高いのだとか。

 

欠席連絡もおたよりも、保護者用ポータルサイトから

これは本当にありがたいと思ったのですが、朝の欠席連絡は、各校のHPにある保護者用ポータルサイトから行うため、電話の煩わしさはゼロ!

そして日々のおたよりもこのサイトで見られるため、ペーパーレスで紛失の心配もありません。

 

子どもたちの活動が定期的にアップされるブログもあり、学校での様子が見えて安心。

もちろん、ポータルサイトにアクセスできるのは保護者のみなので、プライバシーの確保も◎です。

 

さらに、ICT教育が進んでいるのも守谷市の特徴。

 

現在全国で推進される「GIGAスクール構想」「1人1台タブレット」ですが、守谷市では平成27年度から児童生徒3人に1台の割合でパソコン・タブレットが配置されていたため、スムーズに移行できたといいます。

 

もちろん、先生へのICT研修にも力を入れているそう。コロナ禍でのオンライン授業も、おかげで滞りなく実施できました。

 

 

そしてこのオンライン授業は、「不登校の児童生徒の学びの手段」として今も継続。

教室内にカメラを置き、先生と黒板だけを写し(写真参照)、抵抗感なく参加できるようにしています。

これも児童生徒・先生ともに、ICTの理解・活用が進んでいるからこその取り組みですね。

 

 

「子どもたちが10~15年後、自信をもって世の中へ出ていけるように」と、「わくわく子育て王国もりや」を施政方針に掲げ、教育に力を入れている守谷市。

 

“自分の住む街の教育環境が充実している”というのは、子を持つ親としてはうれしいことですよね。

わが子はまだ未就学児ですが、就学がますます楽しみになりました^^

 

ちなみに現在、守谷市内の小学校は9校、中学校は4校。

コンパクトだからこそ、全校に同じ教育サービスを行き渡らせやすいのも強みのひとつです。

 

移住者の増加にともない児童生徒数は増えていますが、今のところ新設校の予定はないそう。

ハード面は既存校の校舎増設などで対応し、その分ソフト面の充実に力を入れていきたいとのお話でした。

 

そして来年度以降も、「学校教育改革プラン」に基づく新たな施策を予定しているとのこと。

今後にも期待したいと思います!

 

以上、なのはなのレポートでした。

 

※画像はすべて守谷市教育指導課提供

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