帰省や年末年始のあいさつ、ママ友への差し入れなど、シーンに合わせた手土産選びは楽しくもあり難しくもあり…。回を重ねるごとに迷いがでてくるものですね。今回は「つくばスタイル」をテーマに、街の魅力が詰まった“語れる手土産”をご紹介します。
帰省土産やお中元など、夏の贈り物にはどんな手土産を選んでいますか?
味はもちろん、暮らしている街の風土が一緒に伝わるものがいいですよね。お酒やジュースなどの飲み物を持っていくことが多いかもしれません。
お酒好きな祖父に、茨城の銘酒としても有名なつくば市吉沼にある「浦里酒造店」の霧筑波を手土産にしたことがあり、とっても喜んでもらいました。
昔から吉沼では筑波山の伏流水を利用した酒造りが盛んで、以前には数軒の蔵元があったそうですが、今は1877年創業の浦里酒造を残すのみ。南部杜氏の熟達した技と筑波山の自然がもたらす極上の日本酒は、手土産や贈り物にぴったりですね。
氷温冷蔵で3年以上じっくり熟成させて造る霧筑波 知可良(ちから)は、つくば市を代表する物産品としてつくば市が認証する「つくばコレクション」にも選ばれていますね。
日本酒と言えば、筑波山の麓に酒蔵を構える創業1867年の「稲葉酒造」も有名ですね。筑波山神社の御神酒として昔から造られている男女川(みなのがわ)、無濾過の純米大吟醸のすてらなど、つくば土産としてもおすすめ♪
お酒好きとしては、つくば市北条でワイン用ブドウの栽培から醸造まで行っている「つくばワイナリー」をはじめとする“つくば産ワイン”もおすすめしたいです!
つくば市は、2017年に「つくばワイン・フルーツ酒特区」に認定されていますよね。それによって、「Tsukuba Vineyard(つくばヴィンヤード)」、「Bee's Knees Vineyards(ビーズニーズヴィンヤーズ)」といった小規模なワイン農家でもワインが製造しやすくなり、“つくば産ワイン”をとりまく環境がますます面白くなってきています。
収穫作業の手伝いなどを募集することもあるので、収穫に携わったワインを贈り物にするのも思いがこもって良いですね。
つくばは“パンの街”としても有名ですが、そのお供になるコーヒー屋さんもたくさんありますよね。長く続いているお店から新店まで、店主のこだわりを感じるお店が多い!
2018年からは、市内のコーヒーショップが集う「コーヒーフェスティバル」もスタートして、大盛況でしたよね。
友だちの家に遊びに行くときは、お気に入りの店で挽いてもらった自家焙煎の珈琲豆やドリップパックを差し入れに買っていったりします。
隠れ家的なお店のものを差し入れすると、特に女性は喜んでくれますよね。「コーヒーフェスティバル」にも出店して行列ができていた「YATABE COFFEE(ヤタベコーヒー)」では、自家焙煎の珈琲豆を購入することができますよ。
中でも、グアテマラ オリエンテナチュラルはお店の勝負豆だそうで、苺チョコレートのような香りが特徴的。とっても気さくな店主ご夫婦なので、豆の特徴や贈りたい相手の好みなどを相談しながら選ぶのも楽しいと思います。