つくば市の魅力をお伝えするには、住んでいる方に語ってもらうのが一番!
そこで、いずれもつくば市在住、子育て中の方に「男性視点」「女性視点」の座談会形式でその暮らしぶりをお話しいただきました。
野島真奈美さん(つくば市生まれ。子ども:長男(小3)、長女(5歳))
岡崎詩織さん(つくば歴4年目。子ども:長男(4歳))
佐久間つばささん(つくば歴3年目。子ども:長男(5歳)、次男(2歳))
―― まずはみなさんに「つくば市の印象」を伺います。野島さんはつくば市生まれと伺いましたが。
野島はい。大学時代につくばを離れましたが、やっぱりつくばが恋しくて(笑)戻って来ました。子どものころはまさしく「田舎」という風景で、そんなつくばが大好きだったんです。
ですから研究学園都市としてどんどん街がつくられていく様子をやや不安な気持ちで見ていました。緑を残す計画的な開発が幸いし、とても素敵な街になって不安は杞憂に終わりましたね。
相変わらず車で数分走れば夏にはホタルが舞う「田舎」も楽しめてとてもバランスの良い街になったと思います。
岡崎夫の転勤でつくば行きが決まったときはうれしかったです。つくば市の美しい街並みは有名でしたし、パンの街という程パン屋さんも多く、カフェもあって子連れで楽しんでいました。
子育て支援も充実していたので、支援センターに行ったり子どもを連れて集える場所に積極的に顔を出したりして徐々に友達が増えていきました。私のように転勤でつくばに来たという人もたくさんいて、みなさん積極的に動いていましたよ。
佐久間私も夫の転勤でつくばに越して来ました。TX沿線の開発地区に住んでいますが、同じく転勤で来た方が多くて輪の中に入りやすかったです。あとは子どもの多さにびっくりしました。
岡崎子どもは多いですね。3人兄弟はわりと普通。4人以上もけっこういますね。
野島そうですね。出産ができる病院も4つありますし、子育て支援も大小さまざまな団体が積極的に活動しています。あとは土地柄でしょうか、みなさん伸び伸びと子育てをしていますね。
佐久間それは感じます。自宅は新興住宅街なので他県から越してきた方が大多数。同じ境遇なのでとても居心地が良く、徒歩で公園に行って子どもをのんびりと遊ばせながら世間話…という日常で寂しさは感じません。
―― 子育ての話がでましたが、「つくば市の子育て環境」についてお話ください。
野島やはり「科学の街」というのがほかの地域との決定的な違いでしょうか。国の研究所の3割がつくば市に集積しているほか、公園にロケットがあったりとごく身近に科学があります。夏休み恒例の研究機関のスタンプラリー「つくばちびっ子博士」には、つくば市の小学生はほぼ全員参加しますし、身近な友達のお父さん、お母さんが研究者というのはとても恵まれた環境だと思います。
岡崎ちびっ子博士の期間以外にも一般公開をしている研究施設があるので、休日などにはよく利用してい ます。ロボットのデモンストレーションがあったり、ティラノサウルスのロボットがいたりして幼稚園生の息子でも楽しめますし、入場料もほとんどの施設が無料、有料でも数百円です。
息子が通う幼稚園の遠足はつくば市内にある筑波宇宙センター(JAXA)でした。これもつくばならではですね。
佐久間公園の多さも魅力ですね。特にTXの沿線地域は歩道も整備されていますし、ベビーカーも押しやすい。あとは、大型ショッピングセンター内の施設も広く市民に提供してくださったりして、街が元気な感じがしますね。
野島それでいて、少し車を走らせると昔ながらの農村地帯が広がっていて夏はホタルが飛んでいます。地域の農家さんも積極的に農業体験を開いているので家族で参加して楽しんでいます。
岡崎農産物といえばつくばには野菜の産直のお店が多くて、地場産の新鮮野菜が手頃な値段で手に入るのもうれしいです。
佐久間変わった野菜もありますね。
岡崎確かに、市場にあまり出回らないものも多いですね。直接農家の方に料理方法を教わったり、そんなコミュニケーションも楽しいです。