筑波山ビュースポットを巡る

みなさん、こんにちは。つくばスタイル特派員のしらゆきです。

 

この年末年始は天気に恵まれ、穏やかなお正月となりました。

 

元旦には家族でつくばエクスプレス（TX）に乗って秋葉原方面へ出かける機会があったのですが、その車窓からは筑波山はもちろん、遠くには男体山や日光の山々、そして富士山までも見ることができました。

 

澄み切った青空にくっきりと浮かび上がる山々の稜線は美しく、清々しい気持ちで胸がいっぱいになりました。

 

 

男体山と女体山の二つの峰からなり、日本百名山のひとつである筑波山。山全体がご神体となっているパワースポットとしても知られています。

 

筑波山は万葉集などの和歌にも多く詠まれ、かの富士山と並び称されるほど。朝から夕刻にかけて山肌の色が藍色から緑、そして紫へと変化して見えることから“紫峰”とも呼ばれています。

 

山頂へ向かう登山コースのほか、ロープウェイやケーブルカーで山頂近くまで気軽に登ることができますよ。

 

つくばエリアから望む筑波山は、見る角度からさまざまな表情を見せてくれます。つくば市内は平坦な場所が多いので、あちこちから筑波山の姿を眺めることができるんですよ。

 

今回はつくば市内の筑波山ビュースポットの様子をお届けします。

 

 

まずは、つくば市東光台のアグリロードから見た筑波山です。

つくば市東光台と上郷を結ぶ約5キロの区間がすべて開通し、農作物の生産地と消費地を結ぶ基幹的道路であるアグリロード。東西の移動がスムーズになり、農作物の集荷や搬送がより便利になりました。

 

周囲は畑に囲まれ、高い建物がないため、見晴らしがとても良い場所です。筑波山の裾野まできれいに見えますね。

 

目の前の畑には、硬く締まった白菜がずらり！寒空の下、まるで収穫されるのをじっと待っているようでした。

ところどころに、つくば市が生産日本一という芝が広がっている様子も見えますよ！

 

 

続いて、つくば市明石にある県道45号線明石交差点近くから見た筑波山です。このあたりは田んぼが広がるのどかなエリアで、筑波山を間近に見ることができます。

 

今は稲刈りを終えた田が広がっていますが、春の大型連休の頃になると、あちこちの田んぼに水が引かれ田植えが一斉に始まります。夏にはまっすぐに伸びた青々とした苗、秋には黄金色に輝く稲穂越しに筑波山を望むことのできる絶好のロケーションです。

 

このあたりで筑波山の写真撮影をしている方をよく見かけるほどの人気スポットなんですよ。

 

 

最後は、つくば市沼田の筑波山口の様子です。  ここは筑波山の麓で、見上げるほどの距離です。目の前にそびえる筑波山の姿に、その雄大さを改めて感じずにはいられません。

 

筑波山口のバス停は、大正7年から昭和62年まで走っていた筑波鉄道の筑波駅舎を改修して利用されています。ここにある関東鉄道つくば北営業所では、自転車を借りることができます。レンタサイクルでサイクリングを楽しむのも気分爽快ですね。

 

また、すぐ近くの「松屋製麺所」は朝7時から営業するというスタイルのラーメン店で、筑波山登山やサイクリング前に立ち寄る方も多いという人気店です。まだまだ寒いこの時期、身も心も満たしてくれるラーメンが美味しいですよね♪

 

 

以前は筑波鉄道が走っていた路線跡を整備した「つくば霞ケ浦りんりんロード」は、霞ケ浦を周回するコースと併せて全長約180キロにも及ぶサイクリングロードです。日本に３つある「ナショナルサイクルルート」のひとつに認定されたこともあり、新たな賑わいを見せています。

 

筑波山をはじめ豊かな自然や風景を堪能しながらサイクリングができ、駅があった場所をサイクリングの休憩所として利用するなど、かつての面影をいたるところで見つけることができます。

 

季節によってみどころも異なり、楽しみ方も多彩。春には満開の桜と筑波山を愛でながらコースを楽しむのもおすすめです。

 

遠くからでもはっきりと見ることができる筑波山は、このエリアのシンボル。四季折々の表情を楽しめる筑波山のお気に入りビュースポットを見つけてみてはいかがでしょうか。

 

以上しらゆきがお届けしました。