みなさん、こんにちは。つくばスタイル特派員のしらゆきです。
2月15日から3月22日まで開催される「筑波山梅まつり」は、つくばに春の訪れを知らせる毎年恒例のイベントです。
例年約15万人の人で賑わい、交通規制が行われるほどの人気です。
会場となる筑波山梅林へ一足早く家族で行ってきました。
日本百名山に名を連ね、夕日を浴びると山肌が紫色に色づくことから”紫峰”とも呼ばれる筑波山。男体山と女体山の二つの峰を持ち、山全体がご神体というパワースポットでもあります。
877メートルの標高の筑波山の中腹に広がる梅林は、4.5ヘクタールにも及び、とても広々。約千本の白梅、紅梅と共に、黄色の美しいロウバイも見ごろを迎え、青空を背景に可憐な花を楽しむことができます。
梅林へは、最寄りの第一駐車場に車を停めて歩いて向かいます。
坂道や砂利道を登り、自然共生型アウトドアパーク「フォレストアドベンチャー・つくば」を右手に見ながら進んでいくと、”観梅広場”と呼ばれる芝生広場に到着しました。
目の前には白梅、紅梅、ロウバイの赤、白、黄色が美しく咲き誇っています。思わず深呼吸をすると、春を思わせるロウバイの甘い香りが身体いっぱいに広がります。
梅の花は8分咲きほどで、これから咲くであろうつぼみが枝にはたくさんついていました。ちなみに開花状況は「筑波山ライブカメラ」で確認することができますよ♪
観梅広場から右手の高台に見える”筑波山おもてなし館”は、観光案内やカフェ、お手洗いなどが併設されています。
一面ガラス張りになっている店内は明るく、日差しがたっぷり差し込みます。梅をたっぷり鑑賞した後はここで一休みするのもいいですね。
山の斜面にある梅林なので、梅を鑑賞しながら登っていきます。登り始めは寒く冷えていた身体が、登っていくにつれポカポカと温まり、汗ばむほどです。日頃の運動不足が響いて、すっかり息切れしてしまいました。
ところどころにベンチが置かれ、一休みするスペースがあるのも助かります。
すべりやすい石段や階段が続きますので、歩きやすい靴がおすすめですよ。
左手に”見返り縁台”という展望台があるのが見えてくると、「あそこまで行ってみよう!」という目標ができ、足も軽くなります。
道路脇にある梅林と市街を見下ろすことができる展望台 ”見返り縁台” では、関東平野を一望できる一大パノラマを楽しめます。
ふもとよりも梅がよりたくさん咲いているように思うのは、日当たりがよいからでしょうか。
見事な梅の花とこの眺めを写真に残そうと、多くの方がカメラやスマートフォンを構えていました。
梅林の園路の途中には、菱露台というウッドデッキのような見晴らしポイントがあり、梅に囲まれたベンチで一休みできます。水分補給をしたり、ちょっと話し込んだりできる癒やしスペースになっています。
山の斜面を登ってきたせいか、平らな場所があるだけで気持ちも落ち着きました。
筑波山は、ナショナルサイクルルートにも認定された、全長180キロにも及ぶ「つくば霞ケ浦りんりんロード」から近いため、自転車で訪れている方を多く見かけました。
梅の花に囲まれた道を行くサイクリングも素敵ですね!
梅林一帯はもちろん、関東平野を見下ろすことができる絶景ビューポイントがあるそうで、今度はそこを目指して登ります。
その”展望四阿(てんぼうあずまや)” からは思わず感嘆の声をあげてしまうほど素晴らしい眺望を堪能できました。
ふもとまで続く梅の花と眼下に広がるこの光景を同時に楽しめるのが「筑波山梅まつり」の醍醐味です。
「あれは富士山かな?」と息子が指した先には、遠くにうっすら浮かび上がるあのシルエット…。まさしく富士山でした。そして、東京都心方面には”東京スカイツリー”も見ることができましたよ。
2月15日からの梅まつり期間中は、さまざまなイベントが開催され、この時期限定のグルメを味わうこともできるのだそう。
ぽかぽか陽気に誘われて、春を感じる「筑波山梅まつり」へ訪れてみてはいかがでしょうか。
以上しらゆきがお届けしました。
開催期間 2020年2月15日(土)~3月22日(日)
※梅まつり期間中は、会場付近は混雑が予想されます。時間に余裕をもってお出かけください。