TX開通以降、子育て世帯の移住が進んでいるTXみらい平駅周辺エリア。
2015年に開校した陽光台小学校に続き、2018年には(仮称)富士見ヶ丘小学校の新設が予定されるなど子育て環境の整備が進むこの地域では、音楽やスポーツ、学習塾など、習い事の選択肢も年々増えています。
昨年、つくば市で行われた屋外イベントで踊る子どものフラダンサーたちのかわいい姿に釘付けになった私。将来、もしも女の子が生まれたら習わせてあげたいな~なんて妄想を膨らませながら、早速その生徒さんたちが通うつくばみらい市のフラスタジオへお邪魔してきました!
訪れたのは、駅から徒歩1分の場所にある「Kalani O Hawaii Hula Studio(カラニ オ ハワイ フラスタジオ)」。2010年に「つくばみらいフラスタジオ」をオープンさせ、昨年“ハワイの空”を意味する現在のスタジオ名に。
オープン当時、周辺エリアには同じような趣味趣向をもったお母さんたちが気軽に集まれる場が限られていたそう。好きなことをきっかけにお母さん同士がつながりを持てる場所になればとスタジオを開校しました。
その頃お母さんに抱っこされて来ていた赤ちゃんたちもすっかり成長し、今では一人の生徒として通う子も。元気いっぱいの子どもたちが出迎えてくれました。
フラの音楽に合わせ、パウスカートを可憐に揺らす姿がかわいい(*´▽`*)~♪
現在、このクラスに通うのは4歳から小学校低学年の女の子たち。レッスンが始まる前まで室内を走り回っていた子も、一旦音楽が流れるとすっと背筋を伸ばし、大人びた表情で鏡に向かいます。
音楽が止まると、あどけない笑顔でカメラをのぞいたりお話したり。再び曲がかかれば、手を柔らかく動かし、慣れた様子でステップを踏む―。フラを通して自然と集中力や記憶力が養われているようでした。
また、小学校高学年から中学生が通うケイキクラスも見させてもらいました。
早いテンポの曲にもしなやかに体を動かす姿にうっとり♪
ハワイの文化の一つとして発展したフラは、元々文字を持たなかった時代に海、山、花、空などさまざまなものを表現する手段として伝わったもの。雨一つとっても、激しい雨と優しく降る雨では呼び方が異なり、フラでのハンドモーションも多様。歌詞の意味を考え、その情景を思い浮かべ想像を膨らませながら踊っていきます。
スタジオ開校時から通っているという中学一年生の女の子は、レッスンのある日だけ学校の部活動を休みスタジオへ。
「学校の部活では先生に怒られることもあるけど、ここでは楽しく続けられる。フラは生涯続けていきたい」
学校生活とは別の環境で出会う人との縁、好きなことに思う存分没頭できる時間は人生の糧になる。才能を伸ばす、学びに触れる、習い事にはいろんな目的があるけれど、そういう時間を過ごせる場所って、子どもにとって貴重ですよね。
Kii先生の愛称で慕われる「Kalani O Hawaii Hula Studio」代表の関清みさんも、10代でフラに魅了された一人。
右から2人目がKii先生^^
神奈川県で生まれ育ち、友人と気軽に参加したフラ体験がきっかけで興味を持つように。知れば知るほどその世界は奥深く、19歳の時に本場の地ハワイへ。目に映る自然一つひとつを愛おしく感じ、それらを表現するフラの面白さを全身で体感。ただ踊るだけではなく、踊り手の感受性や個性を大切にしながらフラの楽しさを伝えています。
時にはスタジオを飛び出し、デイサービスや地域の幼稚園などへ出向きその場を広げています。
フラ体験をした保護者から多かったのは「育児の息抜きになった」という声。
「上手い下手ではなく、自分の時間としてフラを楽しんでほしい。大好きなフラがみんなにとっても楽しい時間になってくれたら」と嬉しそうに話してくれたKii先生。
つくばみらい市でスタジオを立ち上げてから7年。フラの音楽にのって、好きなことを通じた人のつながりは広がり続けていきます。
スタジオでは大人向けのクラスもあるそう。つくばエリアの暮らしで感じた自然の美しさを、私もフラで表現してみたいな~♪やってみたいことがまた増えてワクワクなみっきぃでしたᕕ( ᐛ)ᕗ
【Kalani O Hawaii Hula Studio(カラニ オ ハワイ フラスタジオ)】
9月からつくばみらい市内にスタジオを移転予定。詳しくはHPでご確認ください