どーも、ヤギッチです♪
科学の街つくばでは、「つくばちびっこ博士」や「つくば科学フェスティバル」など、子どもたちが楽しく科学に触れる機会が多くあります。
今回は「サイエンスキッズリーグ」をご紹介♪
サイエンスキッズリーグは、言うなれば科学の大会。
夏休みの宿題の自由研究などで「つくば市科学研究作品展」に応募した5~8年生(小学5年生~中学2年生のこと)が参加対象です。
11月1日、1次リーグがつくば市役所で開催されました。
内容は、自由研究作品についてのプレゼンテーションと筆記競技(小中学生共通の課題)。
…小学生時代の私は、「自由研究ってなんでやるのか分からない」と思って義務的にこなしていましたが、こういった大会があるとモチベーションにもなりますね♪
11月29日に春日学園で決勝リーグを開催。こちらを取材させていただきました♪
小学生から8名、中学生から8名、計16名による実技競技!
ぶっつけ本番で、小中学生共通の2つの実験課題が出され、手際よく、正しく、楽しく、安全に実験を行っているかを審査します。
課題I…「試験管ににじをつくろう」
むらさきキャベツ液にクエン酸、炭酸ナトリウムを加え、1つの試験管に3色に分かれた水をつくりましょう。(3色の内、1色は青と指定されていました)
実験だけでなく、結果や考察なども記入します。
この実験、「酸性・中性・アルカリ性」の性質で3色を作りますが、その水溶液の性質を学ぶのは小学校6年生。参加者には小学5年生も数名いたのですが、同等に実験を行っているのが印象的でした。
クエン酸などの重さを図り、紫キャベツに混ぜるのに、液体に粉末を入れるのか、粉末に液体を入れていくのか…実験の仕方、私はすっかり忘れています(^^;
実験の仕方も審査対象とあり、子どもたちもその辺りで慎重に。
でも慎重になりすぎると、制限時間になってしまい実験を終えられない…。
中学生の方が最後の方、時間との戦いになっていました。ある程度「勢い」が必要なのだと思います。
見事キレイな虹を試験管の中に生み出したのは、小学生。
3色どころか、4色になっていました。これにはライバルの小学生たちも感嘆の声を上げていましたよ♪
課題Ⅱ:温度計をつくって温度を測ろう。
フィルムケース、ストロー等で自分で考えた温度計をつくりましょう。温度の分かっている氷水とお湯を使い、水AとBの温度を求めましょう。
フィルムケースの中にある空気の体積が変わることによって、食紅水が押し出され、温度計になる仕組み。
温度計がこんな気軽に作れるなんて、驚きです!
今回のサイエンスキッズリーグでは「家でもできる実験」をあえて問題にしたのだとか。
科学は身近にあるものなんですよね♪
参加した子どもたちに少し話を聞くと、科学部に入っている子はあまりおらず、純粋に実験が好きだったり、自由研究の発表がうまくいったりしたから、という理由で参加していました。
科学にのめりこむような子以外でも、このような大会に参加し、結果を残せるのがすごいです!
科学がそばにあるつくばだからこそ、こういった子どもたちがいるんだと思います。
知識だけを競うのではなく、周りに流されない芯の強さや、柔軟な思考力なども要する「サイエンスキッズリーグ」。
夏休みの自由研究がこんな風に役立つとは知りませんでした。
以上、分銅はピンセットで…ヤギッチがお送りしました♪