こんにちは。つくスタ特派員ゆうママです。
つくば市の「豊里ゆかりの森」を拠点に活動する親子自然体験教室「しぜんっこくらぶ」に行ってきました。
しぜんっこくらぶは、『自然との共生』をテーマにつくば地域において自然体験活動や環境保全活動を行う「NPO法人つくば環境フォーラム」の取り組みの一つです。
未就学児の親子を対象に月に1度開かれる教室では、季節に応じたさまざまな自然体験が行われます。
9月は「生きものみっけ!」と題して、少しずつ秋の訪が感じられる豊里ゆかりの森を散策しながら、出合う生きものを観察したり触ったりしました。
驚いたことに、ゆかりの森には一歩進むごとにたくさんの昆虫や蝶がいてまさに虫の宝庫!
落ち葉の裏にも、靴の裏にも、見上げた先にも、さまざまな虫・虫・虫!
この教室に参加するようになってから、どんな虫でも積極的に触ろうとするようになったという子どもたちは、我先にと見つけた生きものに突進(・_・!)
蛇だって興味津々でつかんでいました。
名前のわからない生き物などはスタッフの方が教えてくれるので、親も興味深々!子どもたちの大好きなカブトムシは、この時期はまだ幼虫で来年の羽化に向けて土の中です。
秋の訪れは昆虫だけでなく、栗の実が顔を見せていたり、どんぐりを見つけたりと植物からも季節を感じ取ることができました。
ザリガニ釣りの時にも思いましたが、自然の中での子どもたちはとにかく活発で輝いているんです♪
豊かな自然が、「知りたい!」「触りたい!」という好奇心をくすぐるんでしょうね。
散策や体験の後にはおいしいおやつ作りとお弁当の時間。
おやつ作りは小さな子どももお手伝いができるよう配慮され、「自分でできた!」という気持ちを大切にしています。
収穫の季節には、畑から採った野菜を蒸かしたり焼いたりしていただくこともあるとのこと。
自由奔放な年齢の子どもたちなのに、おやつ作りにも集中して取り組んでいました。
子どもの興味を広げる巧みなプログラム、のように感じますが、昔ながらの温かみある生活スタイルや自然は子どもたちにとって当たり前の興味の対象なのかもしれませんね。
子どもたちの真剣な眼差しに、改めて自然の中での子育ての大切さを実感しました。
季節を感じるゆかりの森の自然の中で、木々が色づいていく様や出合える生きものの変化を見て触って感じる原体験は、子どもたちが自然に対する興味を持ち、感受性豊かな心を育むそうです。
楽しい時間を過ごしながら、自然の中でのさまざまな発見や感動、生きものへの共感が思いやりの気持ちにもつながる、教育の場でもありますね。
つくば市だけでなく近隣のつくばみらい市や土浦市からの参加者も多く、
「自然は周りにたくさんあるけど、しぜんっこくらぶのような学びの場はここだけかも。親だけで教えられることには限りがあるし毎回刺激になり楽しみながら成長させてもらっています」
と親子で楽しんでいるよう^^
つくばエリアの恵まれた自然環境を活かす場がしっかりとあることは、つくばエリアの「子育てのしやすさ」の魅力のひとつになっていると思います。
親子の触れ合い・お友達作りにも最適ですよね♪
うちの子は未就園児じゃないから…というかたも、主催団体のつくば環境フォーラムでは大人向けや小学生向けのさまざまな自然体験プログラム(筑波山麓自然学校・つくば里山楽しみ隊)がありますので要チェックです^^!
特別な広報をしていないのに、口コミで広がり多くの親子が参加しているという「しぜんっこくらぶ」。
上半期(5.6.7.9月)と下半期(10.11.12.1.2.3月)に分け活動しており、会員登録(年間2000円)の他、参加費は1回親子1組1100円。
活動日は月に1度、水曜または金曜。各30組のクラスです。
現在は下半期(10月~)の会員を若干名募集中とのこと。ご興味のあるかたは「しぜんっこくらぶ」までお問い合わせくださいね^^
以上、ゆうママがお伝えしました!