こんにちは!ヤギッチです!
つくばの顔と言ってもいい、筑波山!
つくば市民にとって筑波山はやはり特別なもの。
「筑波山に雲がかかると翌日雨が降る」など迷信かもしれませんが天候のバロメーターになったり、「筑波山があっちにあるから、こっちだ!」と方角の確認に使ったりと(私だけ?)、身近な存在。
つくばの景色の中に、筑波山は不可欠とっていい要素。みんなに愛されている山なのです^^
そんな筑波山へ、TXつくば駅で友人をピックアップしドライブしていた道中のこと。
県道19号線を筑波山方面へ車を走らせていました。
すると突然、目に入ってきたこちらの景色…!!
筑波山に雪……!?ち、違う!
「……花だ!!すごい!!花だ!!」
運転しながら叫んだ私に、助手席で眠りこけていた友人が驚き飛び起きましたが、この面白い景色を特派員として見逃すわけには行きませんでした。
よーく見てください。
ちゃんと、女体山の方が若干高い!!
非常にこだわりを感じます。
友人そっちのけで取材です!
取り急ぎ、近隣の家を突撃訪問。
どのお宅の方が作ったのかをリサーチし、お話を伺いました♪
普通はこんな形で知らない方とお話をするなんてありえないことなのですが、これも特派員としての使命感のなせる業( ̄^ ̄)
こちらの筑波山、芝桜でできているそうです。
「ご職業は庭師ですか?」とご主人に尋ねたところ、笑って違うよと言われました。
何年も前に芝桜を友人から貰い受け、育て始めたことがきっかけ。
どうせ育てるならと筑波山をかたどって植えたのだとか。
「俺、面白いことが好きなんだよー」と、完全なるご主人のご趣味。
趣味とは言え、これだけ立派な芝桜の筑波山を作るのには努力と苦労もあります。
友人から譲り受けたのは、薄いピンクの芝桜。
始めの頃は、これだけで筑波山を型どりましたが、薄い色のせいかなかなか気づいてもらえなかったとのこと。
さまざまな色を試し、3年前から白の芝桜を筑波山の象徴でもある男体山、女体山の頂上部分に植えたら、こちらの作戦が大成功!!
白を植えて以降、多くの方に気づいてもらえるようになったそうです。
運転する車の中からでも白はとても目立ちました!私もそれで「筑波山だ」と気づいた一人です^^
そしてもう一つの苦労は「もぐらとの戦い」。
近隣に畑が多く、栄養のある土がたくさんあります。
栄養のある土の中にはミミズがいて、そのミミズを食べに「もぐら」が地中を駆け巡るのだそうです。
「もぐらが芝桜の根っこを持ち上げっちゃうの」と奥さん。
せっかく根付いた芝桜がボコボコと飛び出し、枯れてしまうのだとか。
もぐらが活発になる春から秋にかけ、地中に罠を仕掛けてもぐらを捕獲し、芝桜を守ります。
かなりの急斜面でできている芝桜の筑波山。
はしごを使い、手作業で雑草を取ります。
丁寧に、丁寧に育てた芝桜の筑波山。
1カ月くらいは綺麗に咲いているそうですよ♪
個人宅なので住所はお教えできませんが、筑波山へ向かう19号線、割と急なカーブを左に曲がると、左右が畑で視界が開けます。畑から集落に進む手前、左側に見えてきますので、チェックしてみてくださいね♪
「見てもらえると嬉しい!やったかいがあるよ!」と笑顔のご主人。
素敵なスローライフだなと思いました。
以上、友人を放置しすぎて怒られたヤギッチでした♪