筑波山の山頂で涼と絶景を楽しむ「筑波山頂七夕まつり」

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※当記事は7月下旬に取材したものです。
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皆さん、こんにちは！TAKAKOです。

日本百名山の一つであり、古くから「西の富士、東の筑波」と称される霊峰筑波山。

男体山（標高871m）と女体山（標高877m）の2つの峰を有することから、「筑波山神社」には夫婦和合や縁結びなどのご利益があるとされていますが、ほかにも筑波山の山中には金運や出世運などを高めるパワースポットが点在。百名山の中で最も標高が低い山なので、ファミリーでの初めての登山にもおすすめの山なんですよ。

筑波山は、筑波山神社の元旦祭に始まり、早春の梅まつり、秋のもみじまつり、冬のスターダストクルージングと、一年を通して見どころがたくさん。特派員一家も折に触れ訪れていますが、先月22日～25日には山頂近くの「御幸ヶ原」広場で「筑波山頂七夕まつり」が開催され、夏休みになった子どもたちを連れて家族で行ってきました。

会場となった御幸ヶ原へは、「筑波山ケーブルカー」で簡単に行くことができます。

ケーブルカーは、筑波山を南側から見たときに向かって左側にある男体山に設置されており、向かって右側にある女体山にはロープウェイが設置されています。一つの山にケーブルカーとロープウェイの2つがあるというのは珍しいですよね。

ケーブルカー乗り場の「宮脇駅」は、筑波山神社から歩いてすぐ。お宮のすぐ脇にあるのでそう名付けられたのだそう。ただし、駅までの道のりは階段なので夏場は水分補給を忘れずに。ケーブルカーは20分間隔で運行しているので、事前に時間をチェックしておくとよいですね。

「宮脇駅」（標高305m）から御幸ヶ原のある「筑波山頂駅」（標高800m）までの全長1,634mを、所要時間8分で結ぶ「筑波山ケーブルカー」。最大の特徴は線路の3分の1がカーブしていることで、宮脇駅から左へ90度曲がって筑波山頂駅に到着します。

窓からは山に咲く四季折々の花が見られるだけでなく、標高が高くなるにつれ、樹齢500年を越える杉の大木も数多く見られるようになります。前方の窓からは下りのケーブルカーと交差するポイントで、車掌さん同士があいさつをする姿が見られ、後方を見ると最急勾配約20度の線路の向こうに、ドキドキするような高さから関東平野を望むことができます。

筑波山頂駅に降り立つと、乗客から口々に「涼しい！」の声が。

それもそのはず、気温30度を超える真夏日となったこの日、標高800mにある山頂駅の気温はなんと22度！涼しい風が頬を吹き抜け、額の汗がスーッと引いていくのが分かります♪

御幸ヶ原広場では七夕まつりのイベントが実施されており、短冊に願い事を書いて飾ったり、射的にチャレンジしたり、「筑波山京成ホテル」のペア宿泊券が当たるという抽選会に家族で参加しました。

ひととおり楽しんだ後は、「仲の茶屋」で「けんちんうどん」や「筑波山カレー」といったご当地メニューを楽しんだ私たち。エアコンいらずの涼しい食堂でのんびりと過ごすことができました。

御幸ヶ原は男体山と女体山をつなぐ山頂連絡路にあり、ここから男体山の山頂や女体山の山頂へ徒歩で向かうことができます。

腹ごしらえを終えた特派員一家は、せっかくなのでまだ一度も登ったことのない男体山山頂を目指すことに。比較的なだらかな女体山山頂への道（約600m）に比べ、男体山への道（約300m）は急な岩場のある道となっています。

筑波山中腹から山頂にかけてのこうした険しい岩肌を作っているのは、7500万年前に形成された斑れい岩であるとのこと。舗装された道と違い、決まったルートのない岩場ではどうやって登ろうかと考えながら進むのも面白く、より安全な道を選ぼうとする娘とスピード重視の息子の性格の違いに笑い合いました。硬い岩に足を掛け、岩に手を付いて登ると、恐竜がいた頃の遠い遠い昔の地球を一瞬肌に感じたような気持ちになりました。