こんにちは!ヤギッチです♪
マイ発電システム設置ワークショップ「自分で電気をツクろーかる!」が、つくば市金田にある「金田台の生態系を守る会事務局」で開かれたので伺いました♪
主催は千年先の未来・ツクろーかる。
千年先の未来・ツクろーかるは「1000年先も続く持続可能な地域を目指し、新しい時代のローカリゼーションを作る」という団体です。
1000年先も続くとは壮大な目標ですが、その心がけを思い出す機会が多いほど日々の生活の中での環境問題に対する取り組みが変わってきますね。
これからのエネルギーを担うであろう太陽光発電。
千年先の未来・ツクろーかるでは、自分たちで太陽光発電システムを制作する活動も行っています。
まず太陽光発電システムに関しての講義。
発電には以下の材料が必要となります。
・太陽光パネル
・バッテリー…発生した電気を蓄電する機械。今回はボート用のもの。
・チャージコントローラー…バッテリーの電気を蓄えすぎないようにコントロールする。
・インバーター…太陽光パネルで発生した直流電気を家電などで使用する交流電気に変換させる機械。
必要な電力に合わせてソーラーパネルの枚数やインバーターの容量などを調整し、無駄な電気を作ることを防ぎます。
また太陽光発電には、電力会社と協力しながら太陽光発電を行う「系統連係」というものと、電力会社の力を借りず純粋に太陽光だけ利用する「独立系」の2種類があります。
今回作るのは「独立系」のもの。独立系は系統連係と異なり電柱から配線されることはないので、バッテリーなどを持ち運びすればどこでも電気を使えるという利点があります。
講義を聞いたあと、実際に配線を行います。
配線にも順番があり、その順番どおり行わないとバチッ!と電気が走ってしまうことも。
しっかりと説明書を読み込みながら組み立てることが大事!
今回は1日96Wh(ワットアウワー)が必要なので、90wのソーラーパネルを使用しました。
90wのソーラーパネルを使用すると、天気によって異なりますが1日の平均予想発電量は250Whになるとのこと。
ノートパソコンだと6時間、液晶テレビだと5時間、洗濯機だと3時間連続で回せる電力だそうですよ♪洗濯物を溜め込んでも大丈夫!(笑)
ただしエアコンや冷蔵庫など温度を調整するものに関しては、非常に多くの電気を使うの、250Whでは1時間もたないそうです。
逆に言うと、熱を利用する電化製品を使用するのを控えることが節電効率の良いことだと言えますね♪
配線が終わったら、屋根の上に太陽光パネルを設置。
太陽光パネルの設置ポイントが、太陽光発電で最も重要なポイントなのだそうです。
どうしても、太陽光発電は天気に左右されてしまうもの。
半日曇りの日の場合でも、天気の日の3割程度しか発電できません。その曇りの日の貴重な晴れ間に木陰や時間帯で発電できないとなると、もっと発電量に差が出てしまいます。
木の陰にならず、季節に左右されない1日中光の当たる場所を綿密にシミュレーションして、設置しました。
設置後は、実際にマイ発電をしている方の体験談。
バッテリーに蓄えた電気を使い、野外でTVをつけてのプレゼンです^^
青空と芝生や木々が背景に見える中、みんなでTVを見るというなんとも不思議な光景でした。
「太陽光発電」って実際に使えるものなのかな?曇りの日はどうするの?といった疑問が解消されるワークショップでした^^
以上、タコ足配線を反省したヤギッチでした。