こんにちは。つくスタ特派員のさくら子です♪
5月25日の夕方、筑波実験植物園で、世界最大の「花」ショクダイオオコンニャクが開花したというニュースを聞いたので早速見に行ってきました♪
ショクダイオオコンニャクは世界でも開花がまれで、しかも咲いて2日目にはしおれてしまうことから、花を見るチャンスはめったにないとのこと。
珍しい花を一目見ようと、筑波実験植物園には朝から大勢の見学者で賑わっていました!
ショクダイオオコンニャクはインドネシア・スマトラ島の限られた場所に生える、サトイモ科の絶滅危惧種で、巨大な花の集まり(花序)は高さ3m、直径1mにもなり、世界で最も大きい花序をつけるのだそうです。
ギネスブックで認定された世界最大の記録はなんと3.1m!
今回、筑波実験植物園で開花したショクダイオオコンニャクは、1992年に種子をまいて育てたもので、その年の4月12日に新芽が出て、なんと19年目の5月25日に高さ2m4㎝で開花したそうです!
開花までこれだけ長い年月を要したと聞いてビックリしました。
このような貴重な花を見る機会を持てたのも、研究者の方々の日々の努力があったからこそだと思いました!
そして、ショクダイオオコンニャクのもう一つの特徴はその強烈な臭い!
死体のような強烈な臭いを放ち、世界でもっとも醜い花と言われていると聞いて、気持ち悪くなってしまったらどうしよう…と心配をしながら見学に向かいました。
でも、実際に花を目にしてみると意外なことに心配していた臭いはそれほど強烈ではなく、鼻を押さえることなく普通に見学する事ができたのでほっとしました。
でも開花したばかりの時はかなり強烈な臭いを放っていたそうです。
どうしてショクダイオオコンニャクが死体のような強烈な臭いを放つのか伺ってみると、腐臭を好む甲虫シデムシを呼び込み受粉をする為なのだそうです。
臭いに誘われて花びらの中に入ってしまうと中から出られなくなり、甲虫シデムシを介して受粉をするとのこと。
強烈な臭いを発するのも、ちゃんとした理由あると聞いて納得しました!
また、ショクダイオオコンニャクイモは花が咲く大きさになってからはおよそ7年に1度咲くと言われているそうなので、次回、この花を見る事が出来るのはかなり先になりそうです。
また、ショクダイオオコンニャクは絶滅危惧種のひとつなのですが、筑波実験植物園では絶滅危惧種の保全にも大変力を入れていて、6月2日からは、企画展「守ろう地球のたからものー絶滅危惧植物展」が開催されるそうです。
なぜ植物が絶滅するのか、それを守る為にはどうすればいいのかをわかりやすく展示してくれるそうです。
こちらもぜひ見に行きたいな~と思っています!
ショクダイオオコンニャク見学のあとは、新緑の園内を散策しました♪
美しい新緑を見ながらの散歩は本当に癒やされます。
植物のエネルギーをたっぷり吸収しリフレッシュできました。
以上、さくら子がお伝えしました♪