皆さんこんにちは、
木曜日担当の伊藤です。
最近は春一番も吹いた事ですし、
そろそろ春ですね!
近頃は梅も開花し、
気温も上がって、
外に出たくてうずうずします。
早く春休みがきて、
筑波山に登ったり、りんりんロードをサイクリングしたいものです。
とはいえ、まだまだ急に寒くなって冬に逆戻りということもしばしば、
気の抜けない日が続きます。
受験生はそろそろ国公立の前期入試ですから、
風邪を引かないようお気をつけくださいね。
というわけで、今日はそんな寒さにも負けない食材をご紹介します。
本日はこれ、ちぢみほうれん草。
このほうれん草、普通のほうれん草に比べて非常に甘い!
そして栄養満点!
たとえばビタミンCは普通のものに比べて3~5倍もあるんです。
どうしてこのほうれん草にそんなに栄養がつまっているのかと
疑問に思ったのですが、秘密はこのいびつな形にあるようです。
ちぢみほうれん草はご覧のとおりしわくちゃです。
これは何度も霜に当たって育った証拠。
この霜の冷気によって、
ほうれん草は葉や茎に養分をたくさん蓄えるようになるんです。
ですから普通のものに加えてこんなにも栄養たっぷりで甘いんですね!
みかんは寒い土地で作ると甘い、
といわれるのと同じで、
霜に当たって育ったほうれん草はおいしさがぎゅっと凝縮されているんです。
調理法は普通のほうれん草と同じでいいと思うのですが、
大変デリケートなので、
調理の最後のほうに入れるなどして、
さっと火を通す程度にするのをお勧めします。
それとやはり、
ちぢみほうれん草はなかなかあじのあるやつなので、
シンプルにおひたしで食べていただきたいものですね。
つくばでも作られているので値段も手ごろですし、
皆さんもちぢみほうれん草を食べて冬の最期を乗り切りましょう!
ちなみに…、
ちぢみほうれん草はお話したように味も栄養価もそうですが、
生物を学んでいる僕としてはこの形は非常に気になるところです。
このほうれん草、普通のものと比べて葉が肉厚で、
また、全体的にぴんと上に伸びているのでなく、
ぺちゃんと潰れたような形をしていますね。
これは、葉を厚くして体温を奪われにくくするのと、
背を低くして地に這うような形にすることで、
風の影響を低減するとともに地熱によって暖を取るためなんです。
つまりこれはほうれん草が厳しい環境に適応した結果なんですね。
こんな寒い中ほうれん草も精一杯がんばっているので、
僕も一緒にがんばろうと思いますw
以上どうでもよい補足でした。
それではまた来週。
<文責:伊藤>