こんにちは!つくばスタイル特派員NANAOです。
みなさん、近所にお出かけする時はどうしていますか?車に乗るほどの距離じゃないけど、歩いたら時間がかかってしまう。そんな時にピッタリなのが、自転車ですよね。つくば市で、シェアサイクルの実証実験が2021年10月から開始されましたので、ご紹介します!
その名も「つくチャリ」。実証実験に先立ち、9月末日、つくば市役所で出発式が開催されました。五十嵐立青市長らが出席した出発式では、試乗会も行われました。
「つくチャリ」という、つくば愛にあふれた名称はSNSなどを利用して市民からの投票で決まったそう。つくばの他の公共交通は、「つくバス」「つくタク」がありますが、実証実験として今回「つくチャリ」が新たに加わりました。
「つくチャリ」は、つくばエクスプレス(TX)つくば駅と研究学園駅を中心とした市街地で、公共交通を補完する役割と、街の活性化を目的として導入されたとのこと。
2つの駅周辺で街中の観光やショッピング、通勤通学などさまざまな利用方法が想定されています。
自転車が置かれているのは、シェアサイクル貸出・返却場所であるサイクルポート。10月1日時点で、つくば駅と研究学園駅の周辺エリアに20カ所のサイクルポートがあり、全部で50台の自転車が配備されています。
使い方は簡単です。まずは、スマートフォンの専用アプリをインストールし、電話番号などのアカウント情報を登録します。
サイクルポートにもシェアサイクルの利用方法が掲示されています。写真は研究学園駅のサイクルポートです。
アプリでは、自転車やポートの空き状況が確認できます。
サイクルポートで自転車の後ろに貼付されているQRコードをアプリで読み込むと、ガチャッという音とともに解錠され、利用開始です!
出発式でも、列席者の方々が解錠のためにスマホを確認していました。
利用中でも、返却する前にどこかに寄りたい時など、一時的に施錠することも可能です。利用終了時はサイクルポートに自転車を戻し、手で施錠します。専用アプリで「返す」ボタンをタッチし、「返却に成功しました」と表示されれば返却完了です。
サイクルポート間は自由に移動できます。好きなポートで借りて好きなポートで返却できるのが便利ですね。
料金は15分で77円、8時間の上限は1500円です。
利用料金の支払いのため、あらかじめクレジットカードを登録しておく必要がありますが、今は何かと気を遣う時代なので貸し出しと返却が非対面で行えるのは良いですね。予約していなくても空きがあれば24時間好きな時間に使えます。
詳しくは、つくチャリのサイトに記載されていますので、ぜひご確認ください♪
一般的なシェアサイクルでは電動アシスト自転車が用いられることが多く、管理に手間や費用が多くかかるそう。また電動アシスト自転車では、自転車自体の重量が重いので、力の弱い方には使いづらい面もありました。
今回つくば市で導入した車種は軽やかに乗れる、ルートワン。ブルーで統一されています。
ルートワンがシェアサイクルで導入されるのは、つくば市が全国初とのこと!
ルートワンは、ギアにシリコンが内蔵されています。ペダルを踏み込む力がシリコンを圧縮し、その反発力が推進力になって軽いペダリングが実現しているそうです。
試乗会に参加の列席者の方からも、軽い!という声が聞こえてきました♪
特派員も試乗させてもらいました。ルートワンは3段変速で、普通の自転車より楽にこげる印象です。乗り方は普通の自転車と同じですが、つま先ではなく土踏まずをペダルに載せ、前のめりにならず後方に重心をかけて前方に蹴り出すようにペダリングすると良いそうですよ。
つくば駅と研究学園駅の周辺は、あまり高低差のない自転車移動に適したエリア。
普段の生活で自転車に乗る頻度が少なければ、所有しないでシェアするという選択肢があるのは嬉しいですね。
つくばで自転車と言えば、筑波山と霞ケ浦を結ぶ「つくば霞ケ浦りんりんロード」がまず頭に浮かびますが、「つくチャリ」導入で、街中の自転車移動も充実しますね!
先日の、なのはなさんの記事にはカスミ筑波大学店のサイクルポートが登場しましたが、サイクルポート一覧を見ながらシェアサイクルお出かけコースを考えるのも楽しいですね♪
以上、特派員NANAOがお伝えしました。