みなさん、こんにちは。「つくばスタイル」特派員のしらゆきです。
木々の緑も深さを増し、初夏の日差しを感じるようになりました。
朝から晴れたある日、外で思い切り遊びたい元気な子どもたちを連れて「つくば霞ヶ浦りんりんロード」へ向かいました。
新しい道が開通し、つくば市の中心部からのアクセスがぐんとよくなった「つくば霞ヶ浦りんりんロード」。
平成27年4月に開通した県道201号線は、つくば市春風台と土浦市を結ぶ道路。
途中には「さくら大橋」という新しい橋が完成し、この橋を渡ると目的地はすぐそこ!
さっそくこのルートを通って行って来ました♪
つくばエクスプレス(TX)つくば駅から、つくば市内を南北に結ぶ大通りのひとつ、東大通りを北上し、柴崎交差点を右折します。
このあたりは筑波大学のキャンパスに近いため、学生街の雰囲気にあふれ、スーパーマーケットやドラッグストア、ファミリーレストランなど生活に便利な店舗が軒を連ねています。
少し行くと、園内に神社や物見台という展望デッキのようなスペースがある「反町の森公園」があります。
こちらは桜の名所としても有名で、芝生のスペースが広く、開放感いっぱい!周辺は一戸建ての分譲が進められ、新しい街並みが広がっています。
さらに進むと、緑豊かな分譲地と新しい道路が見えてきました。
「春風台」という素敵な名称のこの場所は、穏やかな自然に囲まれ、特徴的なまちづくりを進めているエリア。
芝生や樹木といった景観緑地を道路の両側に沿って設けているため、家と家との間隔が広く、余裕を感じさせます。
電柱を地中化している場所もあるのだとか。
まるで外国のような街並みの向こうに名峰筑波山を望むという、絶好のロケーションです。
自然と調和した景観の春風台を過ぎると、田植えを終えた田んぼが広がる、のどかな景色へと変わります。
さくら大橋にさしかかると、あたりがよく見渡せ、思わず背のびをしたくなような景色です。
深呼吸をすると、すがすがしい空気が身体いっぱいに広がり、軽やかな気持ちに。
この橋を超えると、もうすぐ「つくば霞ヶ浦りんりんロード」が見えてきます。
「つくば霞ヶ浦りんりんリード」は、1984年に廃線となった筑波鉄道の線路跡を利用した歩行者自転車道「つくばりんりんロード」を含んだ、14市町村にまたがるサイクリングロード。
現在は全長180キロにも及び、国内第2位の湖面積を持つ霞ヶ浦や百名山のひとつ筑波山を間近に見られるとあって、サイクリング愛好家に人気のコースです。
桜の時期には、道路の両脇に植えられた桜の木々がトンネルを作り、見事な景観を作り出します。
この日もたくさんの方がサイクリングを楽しんでいました。
まっすぐ伸びるコースのあちこちに、以前鉄道が走っていた面影をみることができます。
たとえば、コース途中にいくつか設置されている休憩所には、サイクリングで疲れた身体を休めるベンチやトイレなどが整備されています。
ここは、その昔、駅があった場所。そして、一段高くなっているところは、駅のホームです。
鉄道好きな我が子は、「ここに駅のホームがあったの?」と興味津々。
サイクリストだけでなく、鉄道ファンも大注目の「りんりんロード」です。
昔の踏切だったところには、「交差点注意」の表示があります。
サイクリングの方はもちろん、ウオーキングを楽しむ方や普段の生活に地元の方が多く利用する「りんりんロード」。
交通マナーを守り、車道と交差するところは安全確認をして通りましょう!
筑波山口の休憩所の隣には、バス会社の営業所があります。
こちらにはレンタサイクルがあり、4月~11月の間、自転車を借りることができます。
大人用自転車はもちろん、子ども用も用意されていますよ♪
天気がいい日にふらっと訪れて、こちらで借りた自転車で颯爽とサイクリングするのも気持ちよさそう。
平坦な道のりなので、お子さんでも十分楽しめますよ。
青空の下、30数年前まで走っていた筑波鉄道の面影に思いを馳せて、快走するのもいいですね。
以上、しらゆきがお届けしました。