こんにちは、みっきぃです♪
おいしい出合いにワクワクする秋。秋刀魚にビール、松茸にビール、さつまいもの天ぷらにビール…ビール好きな私が今回紹介するのは、これ!
「MORIYA GREEN BEER(モリヤグリーンビール)」。
昨年12月、守谷市内の酒屋5店舗で販売がスタート。やわらかな口当たり、オレンジの果皮とコリアンダーを使用した爽やかでフルーティーな味わいがビール好きはもちろん、女性からも人気で「イタリアンやフレンチに合う」と大好評!
またたく間に口コミが広がり、生産分5,000本が13日間で完売した“幻のビール”なんです。
また飲みたい、買えなかったという方…ご安心ください!今年も10月12日(土)から販売が予定されています(^O^)
でもその前に、どうしてビールに「MORIYA」と入っているのか?その秘密に迫るべく、ある場所を訪れてきました。
今年の8月下旬。向かった先は、TX守谷駅から車で5分の守谷市役所。そこで見つけたのは、3階建ての庁舎を覆うように天高く伸びるグリーンカーテン。
エコな暑さ対策として、アサガオやゴーヤのカーテンはよく目にしますが、これは少し様子が違う。近づいてよく見てみると、緑の小さな実のようなものがたくさん成っています。
これぞ、ホップ!「MORIYA GREEN BEER」の原料として、爽やかな苦味や香り、泡立ちをもたらす小さな立役者です。
そもそも守谷市役所でホップの栽培がはじまったのは、2018年4月から。国が推進する「グリーンインフラ事業」の一環として市の資源でもある自然を活かしたまちづくりを進める中で、緑化啓発を目的にグリーンカーテンづくりをスタート。
このホップを使い、市内外の民間企業の協力を得て生産しているのが守谷オリジナルの地ビール「MORIYA GREEN BEER」なんです。
ちなみに、ビールは市内の酒屋さんが買い取って店舗で販売され、1本(昨年度は税込430円、今年は未定)につき売り上げ40円が翌年度以降のホップ栽培や新しいグリーンインフラ施策の資金に充てられるという仕組み。
「MORIYA GREEN BEERは、飲んでおいしいだけじゃないんです。緑化啓発につながり、地元の酒屋さんとお客さんと交流が生まれれば街も盛り上がる。“MORIYA”の名前が付いた、街の新しい特産品にしていきたいですね」と、ホップづくりに携わる企画課の南﨑さん。
高く伸びたグリーンカーテンを見上げ、「作物を育てるのは初めての経験。暑さと虫に弱いホップを育てるのに苦労も多かったけど、育てていると段々と愛着が沸いてくるんです」と笑みがこぼれていました。
グリーンカーテンづくり2年目を迎えた今年。守谷市役所に加え、守谷小学校、御所ケ丘中学校、イオンタウン守谷、守谷有機農園クラブの有志の方々、全5カ所で100株近いホップが栽培されました。
そのうち、23株を栽培した御所ケ丘中学校では、緑化委員会34名と科学研究部「ホップの研究班」5名が協力。1日1回、草取りや水やりをするなどして世話にあたりました。
ホップの研究班は、成長過程をまとめた研究内容を市の科学研究作品展で発表。また、緑化委員長の石塚春輝くんは「害虫に食べられないようこまめに確認し、草抜きにも苦労した。でも、成長したホップが自らロープに巻き付いていくのを見て、自然の生命力に感動しました」と嬉しそうに話してくれました。
守谷の人たちによって、大切に育まれたホップ。9月上旬に各所での収穫作業を終え、1.5キロがビール工場へ。10月12日と来年のゴールデンウィークに、それぞれ1万1,000本ずつ販売が予定されています。
飲んでおいしいだけじゃない、まちづくりにも協力できる守谷の地ビール。ますます飲みすぎてしまいそうなみっきぃがお届けしました~ᕕ( ᐛ)ᕗ
【MORIYA GREEN BEER】
販売予定:2019年度は10月12日(土)から、市内5店舗及び、有楽町の県アンテナショップ「IBARAKI SENCE」で取り扱い予定
※詳細は、守谷市役所のHPからご確認ください