みなさん、こんにちは。つくばスタイル特派員のしらゆきです。
水と緑が豊かな街として知られる守谷市。つくばエクスプレス（TX)が開業してからは、秋葉原駅から守谷駅まで最短32分というアクセスの良さから、子育て世代を中心に多くの方が移住してきています。
ここでは、充実した子育て支援、遊歩道や住みやすい新しい街並みの整備など魅力ある街づくりが進んでいます。東西南北約7キロの中に魅力がギュッとつまったコンパクトシティで、のびのびと子育てできる環境が整っています。
そんな守谷市本町にある「北園（ほくえん）森林公園」はスギやヒノキ、シイノキなどたくさんの高い木々が立ち並ぶ公園です。野鳥の観察や写真撮影に訪れる方も多いというこの公園には、自然がそのまま残された広い敷地内に子ども向けの遊具が整備され、子どもたちにとっても楽しめる場所となっています。
このすぐ近くの閑静な住宅街の一角に素敵なスイーツのお店がオープンしたと聞き、スイーツ好きな私がさっそくお伺いしました。
店主の伊藤さんが一人で切り盛りする店「イチトサン」は、11月にオープンしたばかり。週に一日の営業を目標に、今は不定期での営業となっています。
口コミなどで噂が広がり、営業初日は昼過ぎには完売したというほどの人気ぶりです。
店名は、姓の”いとうさん”を数字で表記した「1103」の数字を分解するとそう読めることから。一度耳にしたら忘れない店名です。
ナチュラルテイストの外観がとてもかわいらしい店舗は、自宅の庭の一角にあります。北園森林公園の木々がさわやかな風を運び、まるでおとぎ話の世界に足を踏み入れたよう。
店を彩るブーケなど置かれた小物ひとつひとつに店主のセンスが光ります。
店舗の前に設けられた広々としたウッドデッキには、一休みできるテーブルとイスがちょこんと置かれ、やさしい日差しがあたりを包みます。
「イチトサン」では、ショーケースの中にある菓子をカウンター越しに注文するスタイルです。店主がひとつひとつ丁寧に作り上げた焼き菓子やプリン、ケーキやタルトが並びます。
シンプルでありながら見た目にも素敵な焼き菓子は、店主のセンスの良さを感じずにはいられません。
営業開始の10時には、犬の散歩ついでというご近所さんやお子さんのおやつを買い求めに来る方が次々に訪れていました。
その中に、この日は「今日は主人の誕生日です」という方の姿も。「大切な日にわざわざ選んでくださって、ありがとうございます」と笑顔の伊藤さん。
商品をひとつひとつ説明して、来店者との丁寧なやりとりからも伊藤さんの人柄が伝わってきます。店主との会話を楽しみながら菓子を選べるのも、買い物の楽しみのひとつですね。
ショーケースに所せましと並ぶのは、子どもが喜びそうなかわいらしい形の焼き菓子やいちじくのバターケーキ、モンブランのプリンなどスイーツまでたくさん。種類が多いので、どれにしようか迷ってしまいます。
「イチトサン」の焼き菓子は、自宅でのおやつにはもちろんのこと、あらかじめ個包装されているので、ちょっとした手土産にもぴったり。
一番のおすすめを店主に尋ねると、“うさぎのショートブレッド”とのこと。うさぎの形をした焼き菓子で、白と黒の2種類があります。国産の小麦粉やゲランドの塩など材料にもこだわった”白うさぎのショートブレッド”は、見た目にもかわいらしく、食べるのがもったいないくらい。口に入れると、口どけのいいサクッとした食感がたまりません。シンプルな味わいで、懐かしい甘さが口の中いっぱいに広がります。
プリンやタルトなどのスイーツもおすすめです。モンブランのタルトには、モンブランのクリームの中に大粒のシャインマスカットが入っており、その甘さが引き立つ新感覚の味わいです。
店舗をオープンする前は、イベントで焼き菓子を販売していた「イチトサン」。TX守谷駅にある守谷のおいしいものを集めた店「守谷コレクション」でも、不定期ですが買い求めることができるのだそう。
東京・有楽町にある茨城の選りすぐりの逸品を扱うセレクトショップ「イバラキセンス」への出品も予定しているそうで、店舗以外の場所でも選べるのは嬉しいですね。
また口にしたくなる、素朴な味わいが何気ない日々の暮らしに贅沢な時間を与えてくれます。「スイーツを食べて、ほっこりした時間を楽しんでもらえたら」と伊藤さんは微笑みます。
以前ブログで紹介した「ちばらき珈琲」とコラボレーションをするなど、新しいことにチャレンジしていく「イチトサン」。ここでしか味わえない新たなスイーツが楽しみです。
秋の深まりを感じながら、心満たしてくれる優しいスイーツを楽しんでみてはいかがでしょうか。
以上しらゆきがお届けしました。
※「イチトサン」のインスタグラムで営業日の確認をしてからお出かけください。
所在地 守谷市ひがし野2-9-19
営業日 不定期営業のため、インスタグラム等でご確認ください。
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