こんにちは!つくスタ特派員のTAKAKOです。
皆さんは “盆踊り”と聞いて、どんな光景を思い浮かべますか?
地域の子どもたちや、おじいちゃん、おばあちゃんたちが円になって踊る、そんなちょっと懐かしいシーンを思い浮かべる人も多いのではないかと思います。
盆踊りは、日頃から地域のつながりや共助を大切にする日本ならではの伝統行事であり、後世に残したい伝統文化の一つでもありますよね。
数々の研究機関があり、文化や国籍など多様なバックグラウンドを持つ人が多い、つくば市。
TX研究学園駅からすぐの「研究学園駅前公園」で2015年から開催されている盆踊りは、伝統的な踊りを継承しつつ、他所では経験のできない楽しさがある新しい形の盆踊りイベントです。
その名も「盆LIVE」―。
2015年に筑波大学の学生たちの企画によって始まったこのイベントは、地元の人だけでなく県外出身者や海外出身者など老若男女さまざまな人たちが集まって楽しめる場を作りたい、ここで暮らす人々の親交を深める機会を作りたいという思いからスタートし、今回で5回目の開催となりました。
今年度は9月21日に開催された、この「盆LIVE」。
メインはあくまで “盆踊り” なのですが、途中でライブパフォーマンスあり、ストラックアウトや飲食店などの出店もありと盛りだくさん。
運営を担う学生たちは、お揃いの法被やTシャツに身を包み、司会に踊りに出店にと忙しく動きながらも、その笑顔はとっても爽やかなんです(*”▽”)
会場には小さな子どもを連れた親子連れも多く、大学生のお兄さんやお姉さんに楽しそうに話し掛けるちびっ子の姿も印象的でした。
そんな中、現れたのはつくばの平和を守るために戦うヒーロー「ツクバダイン」!
筑波大学ヒーローアクション同好会によるショーです☆
茨城のご当地ヒーローと言えば「イバライガー」が有名ですが、こちらも忘れてはなりませんね (^^)v
夕暮れ時を迎えた会場では「ぼくもわたしもぼぼんが盆」と題した第2部がスタート。
この2部では、やぐらを囲み、子どもたちにも親しみのあるJPOPやアニメソングを皆で踊るということでしたが…驚いたのはその振付け。
決して現代的なヒップホップダンスを踊るわけではなく…?!
2020東京オリンピックの応援ソングで、今や子どもたちに大人気の「パプリカ」に合わせて踊ったのは、な、なんと炭坑節でした(*”ω”*)
学生さんの掛け声に合わせて少し練習をしてから踊った炭坑節は、意外にも違和感なく「パプリカ」にしっくりくるからびっくり。
ほかにも、小学生が考案した振付けが入っている曲もあったりと、楽しいアレンジがいっぱいの盆踊りに会場は盛り上がり、ふと横を見ると…つくば市の五十嵐市長もノリノリでした♪
踊りに自信がないというパパやママも、盆踊りを知らないという子どもたちや海外から来た人も、みんな学生さんたちの元気な掛け声に合わせて見よう見まねでトライ。
気づけばたくさんの家族が円になって踊っていて、そこにはあふれんばかりの笑顔の輪ができていました。音楽や踊りは、やっぱり世代も国籍も越えたコミュニケーションツールなんですね^^
日本の伝統文化の良さを取り入れながら、新しい発想で地域の人の交流の機会を生みだしたつくばの若者たち。
先端科学と豊かな自然環境が共存する街、研究学園らしいこのお祭りが、いつの日かこの街の伝統行事として根付く日も近いかなと感じた特派員TAKAKOでした。