雲の合間から満月が見え隠れしていた週末、つくばエクスプレス研究学園駅近くでは、盆踊りを通じて人びとの交流を深めてもらおうと「盆LIVE2016」が開催されました。
大学や研究機関が集積していることなどから、つくばには文化や国籍など多様なバックグラウンドを持つ人たちが集まっています。
TX開通から11年が経ったいま、特に発展目覚ましい研究学園駅エリアは新住民が増加しており、そこで暮らす人同士の交流が活発に行われている活気ある街。
そんな新しい風が吹くこの街を舞台に、2015年から「盆LIVE」を企画・実施しているのが筑波大学の学生たち。
大学1年生や留学生に向けて行ったアンケートで「地域の人と仲良くなりたいか」という質問に対し、多くの人が「はい」と答えたことから、同じ地域で暮らす人びとが親交を深める機会を作り、「つくばが第二の故郷」と思えるようなきっかけづくりをしたいとこのイベントの企画に至ったそう。
開催2回目を迎える今年は、去年の来場者数約150人を超える多くの人たちが集まり、“粋”な空気を楽しんでいるようでした♪
会場となったのは、以前つくスタブログでも紹介されている研究学園駅前公園。家族で訪れていた人たちは芝生が広がるのんびり気持ちの良い公園内にシートを広げ、日暮れとともにボルテージの高まりを見せる盆LIVEを満喫。
子どもたちは走り回り、踊り、寝転んだりと自由気ままに楽しめるので、そんな子どもの姿を見て親たちも安心してその場の空気に身を委ねているようでした♪
また、つくば市指定無形民俗文化財に指定されている吉瀬三日月囃子やアフリカ太鼓によるパフォーマンスなど、多様な文化の融合を体感できるのもこのイベントの特徴。
この日にために結成された限定バンドによる生演奏で踊れる時間もあり、単なる盆踊りじゃないところも魅力的でした^^
盆踊りというと、地域に住む人のための祭事で、わざわざ他の地域で行われているものに足を運ぶという人は少ないかもしれません。
でも、開放的な空間で生演奏とともに行われる盆LIVEは、誰でもウェルカム☆ミ 賑やかな雰囲気に誘われふらっと立ち寄っている人の姿も見られました。
東京音頭や炭坑節などの定番曲で踊る盆踊りも風情があって好きですが、人気のJ-POPや洋楽をギターやベース、サックスに三味線や和太鼓の生演奏と盆踊りがコラボしたその様子はなんとも斬新!
「天体観測」や「Dragon Night」などのヒット曲に合わせ、みんなで満月のように丸い円となって踊り、その場に集う人たちとの縁を感じさせてくれる感動的なフィナーレで幕を閉じました。
行き交うつくばエクスプレスを背に盆LIVEを楽しんだ子どもたち。大人になったとき、今度は自分の子どもを連れて遊びに来られるよう、ずっと続いてほしい♪
進化し続ける街ではじまった「盆LIVE」という新しい文化が受け継がれ、やがてはつくばの歴史となっていく未来を想像してワクワクするみっきぃでしたᕕ( ᐛ)ᕗ