みなさん、こんにちは。つくばスタイル特派員のしらゆきです。
つくばエリアには素敵な公園がたくさんあるのをご存じですか?散歩を楽しめる遊歩道があったり、整備されたアスレチックで体をたくさん動かして遊べたりと目的や年齢に合わせて公園を選べるのが魅力のひとつ。
例えば、自転車に乗れるようになったばかりのお子さんには、安全に練習できる場所があると安心ですよね。「もっと自転車に乗りたい」というお子さんの願いを叶えてくれる公園がつくば市にあるんですよ♪
交通ルールを実際に自転車で走りながら学べるという公園に家族で遊びに行ってきました。
訪れたのは、つくばエクスプレス(TX)つくば駅から車で5分ほど行ったところにある「さくら交通公園」です。
1万2千平方メートルもの広い敷地に、交通ルールを学ぶことのできる道路や信号、標識が整備された公園です。公園内なので、ここは自転車のための道路!自転車初心者でも安心ですね。
公園内へ入ってまず見えてくるのが、クラシカルなレンガの建物。この建物はオランダのアムステルダム中央駅を模して造られたというだけあって、ちょっとおしゃれな雰囲気です。
ここが管理事務所となっており、お手洗いや自動販売機があるほか、レンタサイクルの受付はここで行います。
レンタルには自転車や三輪車、足でこぐタイプのゴーカートがあり、これらをレンタルしても、自分の自転車を持ち込んでもOK。レンタルでは大人用の自転車も用意されているので、お子さんと一緒に親子でサイクリングすることもできますよ♪
わが家も子どもたちが自転車を借りて、走ってきました。
受付を済ませたら、管理事務所の裏手にある駐輪場から好きな自転車を選びます。補助輪付きもあり、かなりの種類・台数がそろっています。身長に合わせて自分で乗りやすいものを選べますね。
娘は女の子向けのかわいらしいピンクの自転車を選んで、いざスタート!
「信号が青になって、車が来ないことを確認してから進むよ」「ここでは一旦停まって左右を確認してね」交通ルールを教えながら、道なりに進んでいきます。
公園内には車道や信号、横断歩道が整備されています。なだらかな坂や立体交差など本物の道路のようなコースを交通ルールに従い走行しましょう。
センターラインが引いてある道路は本物さながらで、交通標識もついています。連続カーブやくねくね道だってありますよ。交通標識を見ながら、実際に体験して交通ルールを学ぶことができます。
サイクリングにちょっと疲れたら、公園の中央にあるブランコや滑り台の遊具で遊ぶのも楽しいですね。
公園内には高い木が生茂り、木陰はさわやかな風が吹き抜けます。木陰のベンチはほっと一息つくのにぴったり。
今はセミの大合唱が響いていましたが、秋には色づいた落ち葉が周囲を彩るこの公園。季節によって違う景色を楽しむのもいいですね。
こちらは、実際に昭和52年まで東名・名神高速道路を走っていた国鉄東名ハイウェイバス。国鉄時代を知るものにとっては懐かしいツバメのマークも健在でした。
中に入ることはできませんが、ガラス越しに当時の面影を残した車内を見ることができます。「ドリーム号」という名のそのバスは、その当時たくさんの人の思いや夢まで乗せて長い距離を走っていたんでしょうね。
保存されている蒸気機関車を近くで見ることができますよ。
プラットホームの横に置かれた蒸気機関車「D5170」号は訪れた子どもたちに大人気で、今にも走り出しそうな迫力にあふれています。駅舎のような管理事務所の脇にあるので、ここがまるで本物の駅のよう。
運転席に入ることができるので、間近で見られます。昭和12年に製造されたというこの蒸気機関車の力強い姿に、子どもだけでなく大人もつい興奮してしまいますね。
自転車の補助輪を外す練習に訪れる家族連れも多い「さくら交通公園」。“初めて一人で自転車に乗れた…”という感動の自転車デビューをここで迎えた子どもたちがたくさんいることでしょう。
交通ルールを学びながら、大人も一緒に楽しめる公園となっています。
以上しらゆきがお届けしました。
■さくら交通公園
所在地 つくば市吾妻4-3-3
開園時間 8時~17時(貸し出しは10時~16時半)
※月曜日は自転車の貸し出しがお休みです。