みなさん、こんにちは。つくばスタイル特派員のしらゆきです。
「これ、おいしい!」
自分の好みにあったものを口にした時、思わず顔がほころぶ瞬間ってありますよね。おいしいものとの出合いは幸福感を与えてくれます。
今回は、そんな出合いが訪れるパンの店をご紹介します。
つくば市学園の森にあるコミュニティ型ショッピングスポット“ミートコ”の一角に佇む「ブーランジェリー アン アミー」。
昨年11月1日にオープンしたばかりのパンの店です。
テラスの赤い日よけと白地に麦のイラストが描かれているかわいらしい看板が目印です。
入口のドアを開けると、焼き立てのパンの香ばしい香りが漂い、パン好きにはたまりません♪
店内には、食パンやバゲット、デニッシュなどたくさんの種類のパンが所狭しと並んでいます。豊富な種類を目の前にして、どれにしようか迷ってしまいそう。
店名の由来は、フランス語で「女友達」を意味する「アミー」。
近所の方が気軽に訪れ、テラスで会話しながらパンが食べられるようなお店にしたいという思いから名づけたのだそう。
外のテラスにはベビーカー置き場が完備され、天気のいい日には店内で買ったパンをコーヒーとともにテラス席でゆっくりいただくことができますよ。
以前は都内にある有名ホテルで食堂運営などの業務に携わっていたという店主の須川さん。
定年退職を機に、自立していける道を探して、パンの世界に飛び込んだのだとか。
「パンは自分の思いを込めて作れるもの。お客様に喜んでもらえるから」とパンへの思いを語ってくれました。
店のある“学園の森”という場所は、つくば市内でも特に住宅が増えている注目のエリア。あちこちで一戸建てや集合住宅の新築工事が行われ、新しい街並みが広がっています。
気軽に買いに行けるパンの店を目指していた須川さんにとって、周囲が住宅地に囲まれたこの場所は、まさに理想の場所だったのだそう。
店の内装や外のテラスも友人と二人で作り上げたおかげで、須川さんのイメージ通りに仕上がっているのだとか。
「パンも手作りですが、店の内装も手作りです」と須川さんは微笑みます。
ナチュラルな印象でまとめられた店内。広い通路は、ベビーカーのままでも入りやすくしたかったからなのだそう。
売り場から厨房がよく見えるのも、お客様との距離を近くしたいという理由から。店主の思いがパンだけでなく、店内のあちこちに込められています。
須川さんご夫妻が中心となって切り盛りしている店内は、きめ細やかな気配りにあふれています。
パンには透明なビニールシートが載せてあり、ほこりや乾燥からパンを守っています。
5~6個以上のパンを購入すると、希望すれば紙製のトレイにパンを載せてから袋に入れてくれるので、持ち帰り時にパンがつぶれる心配もありません。小さなお子さんから年配の方にも人気の柔らかなパンが多く、このおいしさや形をキープしたまま持ち帰ることができるのはうれしいですね。
一番のオススメを伺うと、シナモンロールとのこと。シナモンの香りと砂糖のバランスが絶妙で、コーヒーとの相性も抜群です。生地がしっかりしていて、食べ応えもたっぷり!小さめのサイズの用意があり、ちょっとだけ楽しみたいという方に喜ばれているのだそう。
クリーム入りのクロワッサンは、サクサクの生地の中にカスタードクリームがたっぷり。上品な甘さが絶品です。
無添加の食パンには、お店のロゴマーク入りの化粧箱も用意されています。ちょっとした手土産にいいですね♪
オープンしてからまだ3カ月あまり。「お客様と共に、これからも成長していきたいと思っています」と須川さん。
自身のこだわりを押し付けたくないという思いから、既成概念にとらわれず、どんどん新しいことにチャレンジしていきたいと話してくれました。
たとえば、クリームパンは昔ながらのグローブ型ではなく、コッペパン型。中にカスタードクリームが入っており、上にマカロン生地がトッピングされています。従来の形のクリームパンではあまり感じられなかった、しっとりとサクサクの食感が新鮮です。
店の外壁のイラストには、女の子がここ「ブーランジェリー アン アミー」でパンを買って帰るところが描かれています。
絵を見てみると、空に浮かぶ雲がクロワッサンになっていたり、奥に筑波山が描かれていたりと遊び心のある仕上がりに。
夢いっぱいの素敵なイラストは、見ているだけでほっこりとした気分になれますね♪
新しいパンとの出合いを楽しみに、家族や友達を誘って出かけたいお店です。
お気に入りのお店がまたひとつ、増えました。
以上しらゆきがお届けしました。
■Boulangerie une Amie(ブーランジェリー アン アミー)
所在地 つくば市学園の森3丁目21-1 ミートコつくばA棟
電話 029-859-3255
営業時間 平日10時~18時 日曜日8時~17時
定休日 火曜日・臨時休業あり