みなさん、こんにちは。つくばスタイル特派員のしらゆきです。
海外からの留学生や研究者など外国籍の方や海外生活経験者が多いつくば市は、“パンの街”としても有名です。
長年市民に愛される老舗から個性的なベーカリーまで、たくさんのパンのお店が集まっています。
そんなつくば市に新しく店舗を構えた素敵なパンの店をご紹介します。
場所は、つくば市松代。
この辺りは、国道408号線沿いの街路樹の緑がまぶしい、閑静な住宅地が広がるエリアです。
1000本近い自然のアカマツ林を活かした「松代公園」のすぐ近くに「Boulangerie nico」があります。
このお店がオープンしたのは、2017年11月。
それから半年が経ち、今や地元の方はもちろん、遠方からもわざわざパンを買い求るお客さんがいるほどの人気店です。
訪れた時間にも、小さな男の子と手をつなぐ、ベビーカーの赤ちゃん連れのお母さんが来店。その他にも次々とお客さんが来店し、ファンからの熱い支持を得ています。
白の木目を基調とした店舗の外観が目を引きます。
おしゃれな照明と看板がアクセントになっています。
大きな木のドアをそっと開けると、焼きあがったパンの香ばしい香りが広がります。
「いらっしゃいませ!」
明るく元気な声で出迎えてくれたのは、このお店を営むシェフと奥さま。
このお店を切り盛りしている、笑顔が素敵なお二人です。
生成りの木目を活かした店内は、ナチュラル感あふれる空間となっています。
食パンやハード系パン、総菜パン、スイーツ系パンまで、焼きあがったばかりのパンがずらりと並びます。
これだけたくさんの種類があると、どれにしようか迷ってしまいそう。
レジの横では、シェフがパンを焼き上げる様子を間近に見ることができます。
店名の由来を尋ねると、「笑顔の“ニコニコ”という意味の他に、1個のパンを2個に分け合うという意味も」と奥さまが教えてくれました。
仲間や家族、友人とパンを笑顔で分け合う姿は、ほほえましいですね。
この場所にお店をオープンさせたのには、市民憩いの場所である公園から近いこと、幼稚園や学校などの教育施設が近いこと、街路樹が美しく緑豊かな環境だったからだそう。
11月のオープンのとき、紅葉が見事だったという国道沿いの街路樹。今は青々とした葉を茂らせています。
お店のすぐ隣にある松代公園は、これからの夏の時期には“くまさんプール”がオープンし、小さなお子さんに大人気の場所。
公園帰りの小さな子ども連れの方がよく来店されるのだそう。
「ときには店内がベビーカーでいっぱいになることもあるんですよ」と奥さま。
何事も自分の手でやりたい盛りの小さなお子さん向けに、パンを取るトングとバスケットが用意されているのも、うれしい心遣い。
これならお子さんも好きなパンを自分で選ぶことができますね。
小さなお子さん向けに、かわいらしい動物パンがそろっています。
うさぎやねこなど動物の顔のパンの中身は、カスタードクリームかチョコレートクリームがたっぷり♪
大人女子からも人気のある、かわいらしいハリネズミのパンもありますよ。“SNS映え”間違いなし!
店内に並ぶのは、天然酵母を使った風味豊かなパンや、甘夏やレモンの香りが食欲をそそるパン、旬の果物をふんだんに使ったデニッシュなど、季節感あふれる新商品も充実しています。
甘夏のパンは、噛むほどにさわやかな甘みが口の中いっぱい広がり、暑くなってきたこの時期にぴったり。
風味の良さを生かし、また食べたくなるパンを心がけているというだけあって、どれもくせになりそうな味わいです。
接客する上で、お客様との会話を大切にしているといるという奥さまは「パン好きなお客様との温かいやりとりが多いんですよ」と微笑みます。
パンを通しての世間話も大切なコミュニケーションのひとつ。にこやかな対応に話がはずみます。
朝8時からの営業とあって、出勤前に立ち寄る方や、土日は朝食用に家族そろって来てくれる方も多いのだそう。
これだけたくさんの種類のパンがそろっていると、家族みんなの好みに合わせて、いろいろ買い求めることができますね。
晴れた日には、「Boulangerie nico」のパンを持って、木陰に涼しい風が吹き抜ける松代公園でのピクニックがオススメ。
きっと初夏のさわやかな気分で、楽しいひとときを過ごせますよ♪
以上しらゆきがお届けしました。
■Boulangerie nico(ニコ)
所在地:つくば市松代2-16-2
電話:029-828-5780
営業時間:8時~18時
定休日:月曜日、第2・第4土曜日
※駐車場あり