こんにちは、つくスタ特派員のゆうママです。
夏休みに突入したつくばエリアの子どもたち。
科学イベント「ちびっ子博士2016」が始まっています。
ちびっ子博士については前記事でご紹介していますが、つくばエリアの研究施設を巡るスタンプラリー。
ポケモンGO!ではなく、研究所へGO!しますよ♪
スタンプ一つ目に訪れたのは「国立研究開発法人 建築研究所」
住宅・建築・都市計画技術に関する研究開発を行う研究機関です。
建築研究所では、ちびっ子博士期間中に展示館の自由見学を行うのでいつ訪れてもOKですが、今回私は事前予約でのツアー見学に申込み、参加してきました^^
約2時間、研究者のお話を直接を聞きながらじっくりと見学するコースです。
見学内容は実験棟を周りながら実験や体験をしていくというもの。
普段立ち入ることができない施設の中で、実際の研究内容に触れる貴重な体験です!
最初に、童話「3匹のこぶた」の話になぞって、わらの家・木の家・レンガの家の防耐火性能を見る実験を見学。
3匹の…なので、家は3つのはずですが、4つ??
実は木の家は2つ。一つは通常の木の家で、もう一つの家には「石膏ボード」が施してあります。
この4つの家、火をつけたらどのようになるのでしょうか?
結果は写真の通り。
真っ先に大きく火を上げ燃えるわらの家。オオカミからも守ったようにもちろん頑丈なレンガの家。
そして注目の2つの木の家はというと、炭のように真っ黒になってしまった通常の木の家に対して、石膏ボードを施した木の家はほとんど元の木の状態を保ち鎮火する、という大きな違いをみせてくれました!
家を守った「石膏ボード」は熱を伝えない物質で燃えることがないのだそう。
建築物の防耐火性能を高める役割を担うその力を、実験でしかと見せつけられました。
「3匹のこぶた」のお話ではわらの家も木の家もオオカミに壊されてしまいましたし、木は燃えやすいという概念がありますが、先端技術が施された木の家は燃えにくい!!
分かりやすいたとえ話と実験で、先端技術の持つ力がすーっと理解できました^^
そして次にユニバーサルデザインについての体験を。
構造や耐久性など建築物に関する研究を行う施設が多くある中でも、建築研究所は唯一、建築における人が関わる部分を研究している施設であるのだとか。
ユニバーサルデザインの研究もその一つで、そもそもユニバーサルデザインというのは体格・性別・年齢・国籍、障がいの有無などに関わらず快適に利用することができるデザインのこと。
利用するすべての人に優しい環境作りであるユニバーサルデザインは、ちょっと見渡してみると身近なところに見つかり、ごく当たり前にあることに気づきます。
力のない子どもでも持ちやすいペットボトルの形、目が見えない状態でもシャンプーとリンスとを区別する凸凹、赤ちゃんのオムツ替えにも便利なだれでも利用ができる多目的トイレetc…
階段の高さは小学校や中学校など建物によって高さが決められていて、実際に昇り降りしてみるとその違いは大きなものでした。
ユニバーサルデザイン、夏休みの自由研究にもいいかもしれません♪
こうした研究の元、私たちの快適で安全な住まいや環境がつくられているのだと実感する本当によい学びの時間でした。
ということで、建築研究所でのじっくりな見学を終えて、一つ目のポケモンGETだぜ~!…じゃなくて、スタンプGETだぜ~!
夏休みはまだまだ始まったばかり。今年は目指せ科学マスター!最優秀つくばちびっ子博士を狙います!
以上、ところどころポケモンに影響を受けているゆうママがお伝えしました^^