こんにちは、みっきぃです♪
春の訪れとともにネイチャーガールと化した私、最近さまざまな自然散策スポットに出没中です。
ありのままの自然の風景も良いけれど、植物の研究を行っている「国立科学博物館 筑波実験植物園」へ足を運んでみました。
およそ14ヘクタールある敷地内では、日本のみならず世界の熱帯や乾燥地に生育している植物、私たちの生命に深く関わっている植物など、約7,000種類の植物が植栽されており、そのうちおよそ3,000種類が一般公開されています。
つくばエリアの保育園や幼稚園、小中高校などでも見学に訪れるスポットです。
今回は、期間限定で一般公開されている「さくらそう品種展」に行ってきました♪
園内では、筑波大学が所有するサクラソウ品種コレクションから100種類を超える園芸品種を展示。
さくらそう、初めて目にしましたが、可憐で品があって可愛らしい♪
元々はサクラソウという1つの野生種から作り出され、園芸品種として幅広く展開されたのは江戸時代。歴史とともに多種多様に変異してきたそれぞれの品種は、花弁やその先端の形、咲き方が違っていて面白い。
ちなみに、企画展のなかでは、さくらそう人気投票が行われており、昨年開催された同展示での1位はこちら!
品種名は「天晴(あっぱれ)」。見た目の美しさも、名前の響きの良さも納得の1位^^
花の容姿や目を引くネーミングから、お気に入りのさくらそうに投票してみるのも展示の楽しみ方のひとつ。
また、展示方法には、花をより楽しんでもらおうとする江戸時代の人々のアイデアが受け継がれています。
「小屋組花壇」といい、異なる花の開き方や向き、色をしているそれぞれの品種が、一番いい状態で見られるようにと考えられて置かれており、江戸の人々の美意識と知恵に脱帽!
室内では、園芸品種としての歴史がパネルで解説されており、その背景にも触れることができました^^
室町時代から江戸前期頃までは、一部の上流階級によって親しまれていましたが、江戸中期頃に武士層の注目を集めました。珍しい植物だったため、植栽しているということが武士にとってはステータスでもあり、手柄を得たい武士たちが競って育てたことが園芸種の品種改良が進んだ背景の一部にあったそう。
江戸後期には庶民にも広まり、人々は野草の桜草を摘んでお土産にしたり、気になる異性に贈ったりしていたそうです。
サクラソウに魅せられたお江戸の人々の間では、どんなストーリーが存在していたのだろう…と、思いがけず、江戸時代に思いを馳せてしまいました。
普段目にする花などは、その見た目しか気にしてこなかったけど、栽培の歴史や人間の生活にどのように関わってきたのかなどその背景を知ることができたのも、研究機関である筑波実験植物園ならでは。
植物に対する見方が180度変わったみっきぃがお届けしましたᕕ( ᐛ)ᕗ
「さくらそう品種展」
開催場所:国立科学博物館 筑波実験植物園
開催時期:4月24日(日)まで ※18日(月)休園/23日(土)入園無料
開園時間:9:00~16:30