皆さん、こんにちは。TAKAKOです!
数多くの研究機関が集まる科学の街つくばで、毎年夏休みに開催される「つくばちびっ子博士」。つくばにある研究施設を見学しながら巡るスタンプラリーで、つくば市に限らず全国の小・中学生が参加できるイベントなんです。
指定見学施設はなんと39カ所!10カ所以上の見学スタンプで「優秀つくばちびっ子博士」、18カ所以上の見学スタンプと400字程度の感想文で「最優秀つくばちびっ子博士」に認定されるので、博士号を目指して毎年多くの子どもたちが参加しています☆
「つくばちびっ子博士」専用のパスポートを持って今回親子3人で向かったのは、見学施設の一つ「筑波実験植物園」。
国立科学博物館が、植物の研究を推進するために設置した広さ約14万平方メートルの植物園で、おおよそ3000種類の植物を見ることができるそうです。
この日は「夏休み植物園フェスタ2017」(7月30日で終了)を開催しており、入場の際には、このフェスタ期間に限定配布されていた世界最大の花「ラフレシア」のおもしろ植物カードを記念にもらうことができました。また、園内を見学しながら謎を解く2種類のクイズラリー(8月31日まで開催中)を完成させれば、「ショクダイオオコンニャク」「ネペンテス」のカード(無くなり次第終了)ももらえるとのこと。コレクション好きな息子のやる気がみなぎります!
まずは「つくばちびっ子博士」のパスポートにしっかりとスタンプを押して、早速広い園内へ向けて出発です!
最初に訪れたのは「サバンナ温室」。大小のとってもユニークな形をしたサボテンだらけの温室に入ると、子どもたちは口をあんぐり。なんとも奇妙で面白い形に「これもこれも全部サボテンなんだ!」と驚いていました。
説明書きを読むと、サボテンの太った部分は茎で、とげは、実は退化した葉っぱなんだそうです!
水を貯えたり、体を支えたりといったさまざまなニーズに合わせて茎の形が進化し、棒のような形になったり、樽のようなものになったり、中には紐のようなものまで、サボテンにいろいろな形があるのは、環境に適応するためだったんですね。
次に入った「熱帯雨林温室」の中で発見したのは、食虫植物の「ウツボカズラ」。息子が「捕虫のう」と呼ばれる袋の中をおそるおそるのぞくと、底にたまった消化液の中に小さなアリがいました。
食虫植物と聞いてちょっと引き気味の娘に、植物はたとえ水浸しでも、陽が当たらなくても、どんなに悪い環境下でも動くことができない宿命にあるんだよと伝え、だからこそ生きるために一生懸命工夫をしてきたんじゃないかな、と話すと、息子と3人、食虫植物=気持ち悪いというイメージじゃかわいそうだね!という結論に達しました (^_-)
クイズラリーを完成させるため、地図を片手に林の中を歩いていると…同じ小学校に通う友達家族にばったり遭遇♪
「あっちかな、こっちかな?」
みんなの力を合わせ、ときに迷いながらも一生懸命に答えを探して歩く姿は…まるで小さな森の探検家のようでした^^
ちょっと疲れたら、陽射しを避けて林の中の小川を散策。
ここではさまざまな水生植物を観察できるのですが、流れる水の音が何とも涼しげ!まるで避暑地にいるかのようです (*’▽’)
毎日でも散歩に訪れたいと思う私でした。
無事にクイズラリーを終え、新たに2種類の「おもしろ植物カード」をゲットした子どもたち。
そして、もう一つのお土産は、「クラフト体験」で作ったアイディアいっぱいの「どんぐりクラフト」でした。「こんなの作ったの!」と笑顔いっぱいに見せてくれた幼稚園年長さんのお友達。教育棟では他にもたくさんの作品が展示されていました。
小学生の息子はクイズの答えを探しながら歩くことに夢中に、そして中学生の娘は、詳しく解説を読みながら草花の香りや散策を楽しむことができた「筑波実験植物園」。一日で全てを回ることはできなかったので、今度はパパも連れて来たいなと思った特派員TAKAKOでした^^
つくば市天久保4-1-1
TEL: 029-851-5159
開園時間: 9:00-16:30(入園は16:00まで)・7月21日~8月31日は9:00-17:00(入園は16:30まで)
入園料: 一般310円・65歳以上と高校生以下は無料