どーも、ヤギッチです♪
つくば市に2014年の4月にできた「つくばすこやか給食センター豊里」の見学会に行ってきました♪
給食が食べられる!ということで、食いついた私(笑)
今の児童・生徒がどんな給食を食べているのか、興味がありました。
つくば市内にある5つの給食センターの中で、つくばすこやか給食センター豊里は一番新しい施設。TX沿線エリアにある島名小学校や春日学園をはじめとする6つの幼稚園、11の小学校、6つの中学校に配られる8500食を調理しています。
つくばは国際色豊かな地域で、7000人もの外国人児童・生徒が、日本人生徒と机を並べています。
そのため宗教上の理由などから、肉が食べられない、アルコールが使えないなどに個々に対応したメニューを作ることが必要とされます。
また食物アレルギーを持つ子どもたちのために、つくば市では「食物アレルギー対応マニュアル」を策定。エピペン処方の子が在籍する学校を対象に、教員全員が万が一の際に対応できるように、食物アレルギーに関する研修を受けます。
センターでも通常食からアレルゲンが混入しないよう、独立したアレルギー調理室で、乳と卵の除去食を調理し、専用の食器で配送しています。
つくばすこやか給食センターは、つくば市の目指す給食センターとして、
①確実な衛生管理体制
②安心・安全でおいしい給食の提供
③効率の良い調理環境の確保
④食育の推進と食育啓発施設の充実
⑤環境負担の軽減
⑥維持管理費の効率化
を基本に設計、建設されました。
特に施設の衛生管理には、驚きました!
食材の搬入から、その徹底ぶりがうかがい知れます。
野菜・肉・魚・卵など、それぞれ専用の搬入口があり、専用の荷受室・研修室を設け、届いた食材を量や品質、温度などをチェック。
ちなみに食材はできる限り旬なもので、地場産の野菜やお米を使用しています。
その方が新鮮で栄養素も高く、食育にも繋がりますよね♪
専用の冷蔵庫・冷凍庫、恒温恒湿庫を通して、下処理室へ。
その日食べるものは、当日の朝に下処理します。
下処理された食材は、パススルーで調理室へ。
下処理室と調理室を人が行き来する際は、エアシャワーを通ります。
調理室の床がブルーとオレンジに別れています。
ブルーは配食係、オレンジは調理係が歩く場所と決められています。
揚げ物などは別室で調理し、ここでは汁物や和物を作っています。
調理室は15個の釜があり、1釜1000食分。
過熱水蒸気で余分な油を落とし、食材の旨みを保ちます。
そして、万が一何かあった時の原因追求のために、できた給食は全メニュー50gを2週間冷凍庫で保管。
できた給食は専用コンテナで学校へ配送します。
食べ終わったものは、カゴごと食器洗浄機を導入し、洗ったものを人が触れることなくそのまま熱消毒。ノロウィルスなど食中毒予防に有効です。
つくば市の給食は、牛乳にパンやご飯の主食、おかずが3品で構成されています。
ご飯は週に3回。つくば市産のコシヒカリを使用。
パンは週に1~2回。こちらも使用する小麦粉の2割は茨城県産。
麺類も月に1回出ます。…私の子どもの頃はソフト麺を使った「カレーうどん」が人気メニューでしたが、今は「ラーメン」も出るとのこと!食べたい!!
おかずは、栄養を満たすことはもちろん、食文化の伝承として郷土料理や行事食などを取り入れています。
この日は「つくば市民の日献立」というちょっと特別なメニュー。
・つくば黒米ごはん
・牛乳
・フックン船長厚焼き玉子
・きのこサラダ(香味塩ドレッシング)
・ぬっぺ汁
・つくば市産お米ムース
子ども達も楽しみなメニューなんだろうな~。と思いながら食べてみました^^
個人的に、フックン船長の厚焼き玉子は好きでした。
…フックン船長の焼印も可愛かったですが、卵の濃厚な味わいが美味しかったです。
参加者からも「卵の味がすごいね!」という声が上がっていました♪
また郷土料理とされる、ぬっぺ汁。
つくばのぬっぺ汁は「スルメイカ」が入ることがポイントらしいです。…知らなかった(笑)
そしてこの日は、里芋の茎のいもがらが入っていました。シャキシャキとした食感を残して、だし汁がしみしみで…これも実に美味しかった!
つくばすこやか給食センター豊里では、シチューのホワイトルーを手作りしたり、出汁を煮干やかつお節などからとるなど、なるべく手作りのものを子どもたちに食べてもらおうと努力しています。
最新式の大型施設なのに、気持ちがほっこりするような味わいが出せるのは、手作りの賜物^^
子どもたちに栄養のある美味しい給食を、これからも提供してほしいですね♪
以上、給食の時間に「鼻から牛乳対決」をして先生にこっぴどく叱られてたヤギッチがお送りしました♪