どーも、ヤギッチです!
珍しいサッカースクールがつくばにあると聞き、取材させていただきました。
こちらは、元サッカー日本代表で、現在Jリーグの監督もしている風間八宏(かざま やひろ)氏監修のサッカースクール「トラウムトレーニング」。
設立4年目ですが、なんと東京や栃木の宇都宮からも通う人もいるのだそうです。
ここでは大学生と5歳のお子さんが同じグランドでトレーニングをするというのです!!
それも、大学生は筑波大学の蹴球部…筑波大学の蹴球部は、ゴン中山選手や井原正巳選手、平山相太選手などを輩出した名門チーム。
そんな強豪チームの選手が5歳児とトレーニング…!?
取材させていただいたのは、通常クラス。
練習場所は、TXつくば駅から車で20分ほどの場所にあるつくばウェルネスパーク内の「セキショウチャレンジスタジアム」。
つくばウェルネスパークに関しては、つくスタ情報局特派員なおさんが「筑波山の景色を楽しめる つくばウェルネスパーク」でご紹介しています^^
この日、練習していたのは大学生を含めて40人ほど。
…確かに、小さい子たちと大学生が同じトレーニングをしていました!
最初の練習は、エリア内を自由にドリブルしながら動くというもの。ホイッスルが鳴ったら全員クルッと方向転換…。
この練習、狭いエリアの中でたくさんの人がランダムに動くので、他人の動きや自分のスペースを予測してボールを蹴らないと人とぶつかってしまいます。
次に行ったのは「鬼ごっこ」。こちらはグランド全体を使います。
40人いるうち10人が鬼。残りの30人で10個のボールを使い、ボールを持っている人に鬼がタッチしたら、タッチされた人が鬼になります。
パスを渡した先に鬼がいたら、そのパスを受けた人が鬼になってしまうため、パスする相手の周りもよく見ないといけません。
「なんで敵がいるところにパスするんだよー!」と思うようなプレイは、この練習を積み重ねれば避けられますね^^
周りの動きを見ながら次のアクションを瞬時に考える判断力、そしてそれを実行するためのボールコントロールを身に付ける練習でした。
サッカーをする上で必要不可欠な基本的技術を鍛えるものだからこそ、年齢・性別関係なく一緒に練習ができるんですね!
また筑波大学の蹴球部の中にはプロのサッカー選手を目指す人以外にも、コーチや教員を目指す人がいるため、「教える場所」としても貢献しているようです^^
トラウムトレーニングつくば校のヘッドコーチ・内藤清志(ないとう きよし)さんにお話をお伺いしました。
内藤さんは、風間さんが筑波大学の蹴球部監督就任時にヘッドコーチを務めていました。そこで風間さんのコーチングを受け継ぎ、現在このトラウムトレーニングのスクールマスターを任命されています。
内藤さんは、レッスンにくる100人近い生徒のデータが頭に入っているそうです。
「この子は今日、調子が悪いから自信をつけてあげよう」など、一人一人のコンディションに合わせたアドバイスをしているとのこと。
「基本的な技術を身につける練習を徹底して行うことで、できることが増えていくのはもちろん、できないことにも気づきます」
「事細かにこういうプレイをしろ!とは言いません。実際に試合をするのは選手なので、自分でどういうプレイをするか考える力を身に付けるべきだと思っています。その考えを実現するために、基礎技術を身に付けることが大事なんです」
と内藤さん。
単に教わるだけでなく、自ら考える力をつけるトレーニング。
そうして基礎技術を身に付けた小学生は、筑波大学の女子サッカーチームとの試合で勝利することもあるとか!
「トラウム」とはドイツ語で夢という意味。単に夢を持つのではなく、夢を創り出すことを目指しています。また、トラウムトレーニングではプレーヤーコーチが、プロのサッカー選手になることも!
プロも教わる内容のトレーニングをひとりひとりに合わせたカリキュラムで受けられるのも、筑波大のコーチング学があるからこそ。
つくばは、スポーツの分野でも先進的な取り組みをしている街だと感じました。
以上、隠れフロンターレファンのヤギッチがお送りしました♪
お問い合わせ・お申し込み先:tsukuba@tratre.com