皆さん、こんにちは!サッカーママ歴9年、一家でサッカー好きなつくスタ特派員TAKAKOです。
2018年に小中一貫校「つくば市立みどりの学園義務教育学校」が開校し、子育て世代に特に人気の高いTXみどりの駅周辺エリア。今後更なる子どもの人口増加に対応するため新しい小学校の建設も決まっているこの街に、サッカー好きな親子を魅了してやまない場所―プロサッカークラブ「鹿島アントラーズ」の茨城県南地方における育成拠点があります。
実は我が家の息子もお世話になっている、この「鹿島アントラーズつくばアカデミーセンター」を、今回は母親目線でたっぷりご紹介していきたいと思います!
秋葉原から最短43分、TXみどりの駅から徒歩約8分という県内外からアクセスしやすいこの場所に、約2万平方メートルの敷地を構え、人工芝フルピッチ1面、フットサルコート3面を有する「鹿島アントラーズつくばアカデミーセンター」(以下つくば校)が誕生したのは2011年のこと。鹿嶋市と日立市にある育成拠点をつくば市にも新たに設けることによって、茨城県全域のみならず千葉県や都内在住の子どもたちも通うことができるようになりました。
こちらでは、スクール生のほか、全国に名を馳せる強豪として小学生年代の「アントラーズつくばジュニア」、中学生年代の「アントラーズつくばジュニアユース」がチームとして活動。現在トップチームで活躍中の町田浩樹選手をはじめ多くの選手をここつくばから輩出してきました。
そんな話をすると、「アントラーズのスクールは、サッカーが上手い子だけが行くところでしょう?」と思ってしまうママやパパもいるかもしれませんが、そんなことは全くありません^^ サッカーの経験がほとんどない3才の子どもから、サッカー選手に憧れる初心者の小学生、そしてなんと60代の大人まで!それぞれ自分に合ったコースを選んで教わることができるのでサッカー初心者でも大丈夫なんですよ。
アントラーズのスクールでサッカーを学ぶ大きな魅力は、なんと言っても一流のコーチ陣から指導を受けられること。現在テクニカルコーチを務める元日本代表の黒崎久志コーチ(写真右)は、アントラーズ創成期の礎を築いた、いわばアントラーズのレジェンド的存在!Jリーグ開幕当時、特派員がテレビで応援していた選手が目の前で息子たちを指導してくれているのを見ると…毎回興奮を隠せません( *´艸`)
いつも大きな声で子どもたちを鼓舞してくれる、つくば校チーフコーチの上田原剛コーチ(写真左)にお話をうかがうと「上手くないとダメなんですよね?とよく聞かれます」と苦笑い。そんなことは全くないですからとニッコリ笑うお二人でした。
アントラーズに来て、“できなかったことができるようになる楽しさ”を子どもたちにぜひ経験してもらいたい、とのこと。できなかったことができるようになるとサッカーが楽しくなるばかりか、自分に自信も付き、子どもの自己肯定感を育むことにも繋がると上田原コーチは考えています。
年中・年長クラスに通っている、こちらのそうすけくんは、サッカー選手を夢見る元気いっぱいの男の子。
サッカーをしていてどんなときが一番楽しいかな?と質問すると
「シュートを決めたとき!」とピースサインで答えてくれました(*^_^*)
特派員の経験上、元気いっぱいの子どもたちはなかなかじっとはしていないもの。あっちへフラフラこっちへフラフラ、が日常ですよね(笑)
でも、そこはさすがプロのコーチ陣。子どもたちを飽きさせることなく、競争や鬼ごっこなどの遊びを交えながら教えてくれるので、子どもたちの目は常にキラキラ!一つ一つの練習に真剣な様子で取り組んでいます。
実は、こうした遊びを交えることで子どもたちに非日常的な動きを体験させ、小さいうちからいろいろな運動神経を刺激することができるんだそう。ただ遊んでいるわけではないんですね!
そして、インサイド・アウトサイドなど、足のいろいろな部分を使ってボールを「止める・運ぶ・蹴る」という基本的な動きを練習した後は、1対1の勝負の時間。
より大きな声を出した方にボールが与えられるので、普段は性格的に主張できない子でも、このときばかりは自然と大きな声でボールを要求!なかなか自分をアピールできないキッズが大きな声を出していたら…保護者としてはとっても嬉しいですよね。
練習の最後に行うミニゲームは、子どもたちがより多くボールを触ることができるよう、2個のボールでプレー。自分から果敢にチャレンジした結果失敗したとしても、コーチ陣はそのチャレンジを褒めてくれるので、次はこうしてみようかな?という思いに繋がります。
また、練習後は皆でミニゴールを運んで後片付け。サッカーができる環境に感謝、コーチや仲間、日々サポートしてくれる保護者に感謝、人として大切なことをサッカーから教わっている子どもたちです。
「サッカーは成功よりも失敗の方が多いスポーツなんです。だからこそ子どもたちには失敗を恐れずチャレンジしてほしい」と上田原コーチ。
自らチャレンジする、自ら考えて動くことが、選手としても人としても成長に繋がるのだとコーチたちは言います。
一流のコーチ陣の教えを長く教わってきた、つくば校高学年選抜コースの子どもたち。
将来きっと、アントラーズの選手になる―。
日本代表になって世界で活躍できる選手になる―。
そんな思いを胸に秘め、ときには負けて涙することもある子どもたちですが、彼らの満面の笑顔がつくば校でのサッカーの楽しさを物語っています。
つくば校では、サッカー協会主催の「キッズフェスティバル」や、五十嵐立青つくば市長が発起人となって毎年行われている「ワールドフットサル」など、地域住民も参加できるイベントを多数開催。今年は新型コロナウイルスの影響で開催できないものもありましたが、今後もこうしたイベントを通して地域の活性化や、サッカー好きなファミリーがますます増えることが期待されています。
また、小学1年生から3年生までを対象とした「3on3リーグ」が年間を通して開催されており、スクール生でなくても参加できるとのこと。子どもたちの真剣で熱い戦いが週末ごとに繰り広げられているのでこちらも要チェックです。
「サッカーを通して、苦しいときも辛いときにも負けないで、自分を信じて頑張っていける人になってもらえたら」
そんなコーチたちの温かい願いを受け止めながら、日々フィールドを駆け巡る子どもたち。
つくばから、サッカーが好き!アントラーズが好き!そんなファミリーがこれからもっと増えるといいなと思う、特派員TAKAKOでした。
つくば市みどりの中央51-1