とうとう10月になりましたね。こんにちは。けろりんです。
半年があっという間に過ぎて・・・
年々時が過ぎるのが早くなっているように思います。
今日は、10月12日に行われる市民参加型日本舞踊「つくば薪踊り」
をご紹介したいと思います。
日本舞踊と聞くと敷居が高い感じがしますよね?
着物や扇子・・・高そう。踊りも難しそう。
そんなイメージが出てきます。
そこで、もっと身近に日本舞踊を実際に踊って感じてもらえるようにと
今年で4回目となる市民参加型の日本舞踊をやられていると聞いて
本番直前のお稽古を見学させていただきました!
このつくば薪踊りは、今まで日本舞踊を躍ったことのない初心者が対象。
経験者も含みますが、しばらく踊りから離れていて
もう一度はじめられたいという方など、
ほとんどが初心者ということでした。
4月にオーディションがあり、5月から週1回、
計19回の稽古で本番に挑みます。
お稽古では、家元の隣で前に座らせていただき、
大変恐縮しておりましたが・・・
みなさん初心者とは思えないほどの踊りで、
思わず見入ってしまいました。
一週間後の本番にむけて、
参加者と先生方の緊張感も伝わってきました。
指の先まで心を配り、
視線をどこにもっていくか、脚の運びなど
繊細な動きに、日本らしさを感じました。
見ているほうも自然と背筋がのびるような・・・
稽古前はわいわいはしゃいでいた子供たちも、
稽古となると真剣に取り組んでいました。
ピンクや赤の衣装がかわいらしいですね。
なんと19回を通してのお稽古は参加費無料。
ボランティアでこの市民参加型日本舞踊「つくば薪踊り」は
つくられているのです。
日本舞踊を身近に感じてもらいたいという家元の思いや
周りからの支援があってこそ
実現できているイベントなんだなと思いました。
休憩時間は、お茶を飲んだりお菓子を食べてたり和やかムード。
いろんな世代の方と知り合え、刺激をもらえるのも、
市民参加型日本舞踊のいいところと参加者の方からお話を伺いました。
参加者の方は、小学生から70代の方まで50名近く。
現役筑波大生、筑波大OB、中国からの留学生も!
70歳から日本舞踊を始められ
今回三回目の参加者の方もいらっしゃいました。
家元からも
「あなたも日本舞踊始められたら?なにごともチャレンジしないと!」
と参加を勧められちゃいました。
美作流家元の美作百合佐保(みまさかゆりさお)さんに
今回の企画についていくつかお話を伺いました。
Q:この企画を始められたきっかけは?
A:踊り手と参加者の垣根を取り除いた、
一体型のイベントをやりたいと考え企画しました。
Q:以前EXIEの曲など、
最近の流行曲で日本舞踊をやられているのを拝見したのですが・・・
A:伝統芸能というものは、
その時代に合わせてきたからこそ残っていると思います。
古典舞踊にとらわれず、
曲や振りなどを変えて次の世代に伝えていくということも、
伝統芸能であると考えています。
Q:「つくば」という地域についてどんな思いがありますか?
A:「つくば」というと
「科学」「研究学園都市」としてのイメージが強いですが、
つくばでは万葉の時代から「かがい」という
男女が歌を詠みあう文化があったことは意外と知られていません。
平沢官衙で行われているつくば物語では、
『蛍』という長唄で舞を披露させていただいています。
昔にあったその土地での男女の
はかない物語を伝えたいと考えました。
筑波山周辺やつくばにある文化遺産がもっともっと掘り起こされ、
着目されてもいいのではないかと思っています。
お話を伺って家元は、しっかりとした信念を持ちつつ、
古典舞踊だけにとらわれない新しい曲や踊りなどを
積極的に取り入れようと柔軟な考え方をしてらっしゃいました。
稽古が終わった後には、
素人である私の率直な感想を聞きたいと声をかけてくださり、
またこれからもいろんな方とかかわってイベントをしていきたいので
いつでも声をかけてほしいとお話されていました。
みなさん来週の3連休の前半はつくばスタイル縁日へ
そして最終日は、市民参加型日本舞踊に参加しませんか?
そして来年はあなたが舞台に立つ番です!!!
美作流家元 美作百合佐保さま 、
美作凛さま(筑波大在学中に、大学の職員としてお世話になっていた方で今回の取材申し込みを取り次いでくださいました)
そして参加者の皆様
今回は快くお稽古を見学させて頂きありがとうございました。
市民参加型日本舞踊「つくば薪踊り」
日時:10月12日(月・祝)
ところ:桜総合体育館
開場:14:30~
開演:15:00 公演終了:19:00
HP:http://www.geocities.jp/tsukuba_takigiodori/
<文責:けろりん>