こんにちは、つくスタ特派員のサヤです。
少し前に「出張カメラマンが人気を集めている」という特集を目にしました。
コロナ禍で店舗に出向いての記念撮影を心配される方も多いようで、プロのカメラマンに自宅や近所など好きな場所・好きな時間帯に撮影してもらえる点が人気の理由だとか。
気になる出張カメラマンのお仕事とは?
今回はつくば市を拠点に、出張カメラマンとして活動している「みつばちカメラ」の宮下さんこと“笑ゥかめらまん みやっち“の仕事に密着させてもらいました。
出張カメラマンの仕事は結婚式や七五三、お宮参りといった慶事から、企業や幼稚園での撮影など要望に応じて対応。
撮影場所は自宅や普段遊んでいる公園、思い出の場所など依頼者の好きな場所で、「みつばちカメラ」ではつくば市内だけでなく呼ばれればどこへでも出向いてくれるとのこと。七五三シーズンだった取材当日は、午前中は筑波山、午後はつくば市内、明日は新潟と超多忙!
撮影は約1時間半で、500枚程の写真をデータで貰うことができます。
宮下さんの撮影は、最初からエンジン全開!
小春日和の穏やかな天気の中、お客様の許可をいただき(ありがとうございました!)、七五三の撮影に同行させてもらいました。
到着して早々、慣れない着物にお子さんがつまづくと、
「大丈夫?うわぁ~、今の撮りたかったなぁ!」と笑顔でにっこり。
転んで不安そうにしていたお子さんも、着物や小物が汚れてないか気にされたご両親も、その一言でパッと空気が和らいだ様子でした。
流行りのアニメなど何気ない会話で、撮影がスタートする頃には、子どもたちともすっかり打ち解けていた宮下さん。
撮影というと「動かないで」「こっち見て」と言われることが多いイメージですが、
「くるっと回って~、カッコイイポーズ!イぇ~い!!」
「大好きな○○ちゃんに向けて、好き~って言ってみよう!」
「みやっち倒れちゃう~。誰か止めて~!助けて~!!」
と、とにかく明るく大きな声でしゃべり動きまわります。
はたから見ると、少し大きな子どもかな?と勘違いしてしまいそう。
そんな宮下さんと遊んでいるかのように、子どもたちも自由に動きます。
そして、その様子を笑いながら携帯で撮るご両親。
「みんなずっと笑っています。とっても楽しいですね!」とお母さま。
撮影そのものが、ひとつのイベントのようになっていました。
もとは理学療法士だったという異色の経歴を持つ宮下さん。
自身の結婚式で撮影してくれたカメラマンに感銘を受け、転職を決意。憧れのスタジオでカメラマンとして腕を磨き、2018年に独立しました。
撮影で一番大事にしていることは「『いかに仲良くなるか』、これに全力を注いでます!」と話す宮下さん。「一緒に遊び楽しむ中で、その人の自然な笑顔や表情が出てくる。その一瞬を撮りたいんです」。お客さんに「いつの間にこんな写真撮ったの?」と驚かれることもあるのだそう。
ここからは、そんな宮下さんの素敵なお写真をお届けしたいと思います。
コミュニケーションを大事に撮られた写真はどれも自然体で、まるで会話が聞こえてくるかのよう。ご家族の仲の良さもしっかりと伝わってきます。
写真を見返すたびに、この日の思い出が浮かんできそうですね♪
春には入園・入学記念。
新生児の記念写真「ニューボーンフォト」。
感染症の影響でいろいろな制約がありますが、それでも日々成長する子どもの「今」を残しておきたい!
思い入れのある場所でプロのカメラマンに撮影してもらえば、より一層素敵な記念写真になること間違いなしです。
遠くに住むおじいちゃんやおばあちゃんに贈るのも良いですね♪
“写真はカメラが撮るのではなく、人が撮るもの“
今回の取材を通して、その時の雰囲気だったり、人の想いだったりを写真から伝えられるようになりたい!と感じたサヤがお届けしました。
【みつばちカメラ】
URL: https://38camera.com/
※スタジオでの撮影も可能です。詳細はHPからお問い合わせください