こんにちは!特派員のNANAOです。
みなさん、お子さんの靴はどのように選んでいますか?わが家は子どもたちが店舗に行って試し履きするのを面倒がるので、もっぱら今履いている靴と同じ製品のワンサイズ上をネットショップで購入していました。
この度つくばに、子どもたちの足を育てることに念頭をおいた靴店がオープンしたと聞いて、早速行ってきました。
その名も「あしつくる」。店舗は、つくば中心部から車で約10分のつくば市学園の森地区にあり、以前特派員のみっきぃさんが紹介されたつくば市北条の靴屋「ストウ」の2号店です。店主は「ストウ」4代目の須藤千尋さん。ドイツの国家資格整形外科職人、「シューゲゼレ」の資格取得者で、整形外科的な知識と靴職人としての技術の両方を持っています。
須藤さんは、「ストウ」での知識、経験、技術を生かし、子どもたちの体の土台である「あし」を「つくる」という強い思いを持って学園の森にオープンされたそう。靴屋さんですが、ただ靴を売るお店ではなく、「あし」を育てることに重点を置いているお店です。
では、「あし」を「つくる」とは、一体何をするのでしょうか?
まず、子どもは裸足になりフットプリンターという道具でハンコのように足型を採取します。今はさまざまなデジタル機器が普及していますが、足型に関してはこのフットプリンターが最適とのこと。ノギスを使って足の長さや幅を、甲周りなどはメジャーを使って測定。ここまでは靴屋さんで一般的に行われる作業だそうですが、須藤さんはそれに加えてさらに足首や足先の動きの硬さ、柔らかさなども調べ、それぞれの足の特性をしっかりととらえます。普段履いている靴や歩き方をチェックし、その上で、足に合った靴を提案したり、足の動かし方についてアドバイスをするそうです。
「あしつくる」で提案してもらう靴は、靴の先進国であるヨーロッパの靴メーカーの中でも特に日本人の足に合うものを、須藤さん自らが直接買い付けたもの。一般的な靴屋さんではデザインで選ぶため、足に合わないものを買ってしまい足のトラブルにつながることもありますが、形も動きも足に合った靴を選んでもらえるのは安心ですね。さらに、ベルトの長さなどもカスタムメイドして販売してもらえるそうです。
子どもたちの足を育てる運動について教えてもらいました。店舗にあるコルクなどの素材でできたおもちゃは、足指でつまんで箱の中に移動することで足指の動きを鍛えるものだそう。1から10の番号は難易度をしめす番号で、10番が振られている大きめのボールは大人でも足だけで掴むのは難しそうです。他にも、平均台や、かまぼこ型の遊具も使用します。足の個性によって必要な運動が異なるそうなので、本人に合ったアドバイスをもらうことが重要ですね。足の運動ですが、子どもたちにとっては遊び。お店時間を楽しく過ごせます。
子どもたちの靴だけではなく、子育て世代のお母さんの靴も紹介しています。特派員は、脱ぎ履きが楽でどこも締め付けられないサンダルなどが好きで、スニーカーは紐をゆるくして履いていました。須藤さんによると、そういった履物は体を支えてくれず、体が左右にブレて余計な筋肉を使うことで、頭痛や肩こりにもつながるそうです。もしかすると私の万年肩こりの原因はこんなところにあったのかもしれません。目から鱗でした。
完全予約制の「あしつくる」。子どもや子育て世代のお母さんの足の悩みを相談できるお店が、つくばの街中にできてとても心強いですね。
以上、NANAOがお伝えしました♪
あしつくる -SUTOU since1924-
https://www.ashitsukuru-sutou.jp/
住所:〒305-0816 茨城県つくば市学園の森1‐37‐7 TOCO neco 1F
電話:029-886-8806
営業時間:10~17時 土日は10~19時
定休日:水・木曜日