みなさん、こんにちは。つくばスタイル特派員のしらゆきです。
突然ですが、毎日の食事の献立に困ったことはありませんか?コロナ禍でおうちごはんが続いていることもあって、私は「たまには違う味のおかずも食べたい!」と思うことも。そんなマンネリ化しがちな食卓の強い味方!たくさんの種類を手掛ける惣菜の店があると聞き、さっそく取材に伺いました。
「手作りお惣菜 まる環(まるわ)」はつくば市学園の森にある「筑波ハム直売所 つくば陣屋」のすぐ南の住宅地にあります。通りから奥まった場所ですが、営業日に出ている看板が目印になっています。当初は店舗だけだったところに囲いや屋根を取り付け、雨の日や暑い日でも買い物がしやすいように少しずつ手を加えてより便利になっているのだそう。
営業をスタートしたのは、つくば市苅間にあるつくば市立葛城小学校近くの閑静な住宅地の一角。2019年12月に現在の場所へ移転しオープンしてから4年目を迎えた同店。幼い頃から料理が大好きという店主とお母様の二人で切り盛りしています。毎月第2・第4火曜・水曜・木曜という限られたオープンにもかかわらず口コミでその人気が広がり、取材日にも次々とお客さんが訪れていました。
驚くのはそのメニューのレパートリーの多さです。日替わりで更新される手作りメニューは、「今日はどんな惣菜があるんだろう」と来てくれた方にワクワクしてもらいたいと店主自ら考案しているのだそう。メニューは店頭に掲示されるほか、TwitterやLINEで確認することができます。
「こんにちは」と引き戸を開けて店内に入ると、奥から「いらっしゃいませ!」と店主の元気な明るい声が響きます。惣菜の紹介をしたり、世間話をしたりと気さくなやりとりが続き、まるで昔からよく知っている店に来たかのようなアットホームな雰囲気が広がります。
ショーケースにはサラダからデザートまでその日の惣菜がずらり。その種類は多く、彩り豊かでどれにしようか迷ってしまいそうです。「さつまいもとアンチョビサラダ」や「レンコンのガレット」などの人気メニューは来店者から「今日はないの?」と聞かれるほどファンが多いのだとか。「自分が作った料理を”おいしい”と言ってもらえると何より嬉しいんですよね」と店主はほほえみます。
メイン、副菜、デザートと献立がここですべてそろうのも嬉しいポイント。写真の惣菜は時計回りで右上から梅レンコン、エリンギカレーマリネ、ポテトサラダ、ゴボウサラダです。梅レンコンはシャキシャキとしたレンコンの歯ごたえがよく、箸が止まりません。エリンギのカレーマリネは辛さ控えめで、辛さが苦手な方にもおすすめです。どれも家庭的な味わいで、心がほっとする美味しさです。
「レンコンのガレット」は生ハムとレンコンが層になっており、ちょうどいい塩気がワインのお供にもぴったり。レンコンは以前に特派員まぁさんがブログで伝えてくれましたが、茨城県が生産量日本一を誇る食材です。”レンコンは和の食材”というイメージを覆し、洋の食材との意外なおいしさと出合いました。
スイーツでいただいたのはバナナケーキ。しっとりとしたほどよい甘さの生地と、添えてあるクリームとの相性が抜群です。
子育て世代が多く住まうつくば市ですが、日中一人で子育てしている親御さんにとって買い物ついでにちょっとした世間話ができる店の存在はありがたいもの。「下町育ちなので、昔よくあった駄菓子屋さんのような、人情味あふれる店でありたい」と話す店主。新たな住宅が立ち並ぶ研究学園エリアで食を通しての心のふれあいが叶います。
以上しらゆきがお届けしました。
■手作りお惣菜 まる環(まるわ)
https://twitter.com/v02utpos5osecld
所在地 茨城県つくば市下平塚355-1
電話 090-2417-6977
営業日 第2・第4火曜・水曜・木曜
営業時間 11時30分~19時