みなさん、こんにちは。つくばスタイル特派員のしらゆきです。
つくばエクスプレス(TX)みどりの駅周辺は、秋葉原まで区間快速で最短43分というアクセスの良さを活かしてますます開発が進んでいます。
このあたりは常磐自動車道谷田部インターチェンジや圏央道つくば中央インターチェンジにも近く、車での移動にも便利。子育て世代を中心に、多くの方が移住してきています。
平成30年には小中一貫校である「市立みどりの学園義務教育学校」が開校。さらなる児童・生徒数の増加が予想されており、みどりのエリア内で新しい小学校の建設が決まりました。
そんな発展し続ける街であるみどりのに、素敵なパティスリーがオープンしました。
スイーツには目がない私が早速取材にお伺いしました♪
「パティスリー アルビ」は、 2019年8月にオープンしてから約2カ月がたち、早くも街の中にすっかり溶け込んでいます。
国道354号線谷田部バイパスに面しており、店名の書かれた大きな白い看板が目印です。
駐車場は店のすぐ前に2台分ありますよ。
店内は白を基調とした明るく落ち着いた佇まいで、シンプルさの中でひときわショーケースが輝いて見えます。その中でライトに照らされ、キラキラと輝くスイーツは、まるで宝石のよう。
私が訪れたこの日も、小さなお子さん連れのお母さんやお一人の男性客など、次々と来店者の姿が見られました。
中には、お子さんの誕生日ケーキの予約に訪れている方もいて、家族の大切な記念日を共に祝うケーキを嬉しそうに選んでいましたよ。
東京都内をはじめ日本各地のパティスリーで研鑽を積み、フランスでの1年間の修行を経て、つくば市にある「オークラフロンティアホテルつくば」でその腕を振るってきたオーナーシェフの大島隆行さん。
茨城県北部の出身で、いずれは茨城県内に自分の店を持ちたいという思いを抱いていた大島さんが選んだ地は、TXの開通により発展が著しいつくばでした。
つくば市の南に位置するみどりのエリアは、開発が進み宅地化が急速に進んでいます。若い子育て世代が多く住まうことから、みどりのにお店を開くことを決めたのだそう。
「みどりのはゆったりとしていて、これからもっと発展していく街。そこが気に入りました」と大島さん。
店名の由来は、大島さんが修行したフランス南部にあるアルビという街の名。2010年にユネスコの世界遺産に認定され、古いレンガ造りの美しい街並みで知られています。
1年間ここで菓子作りについて学んだことが今に活かされているのだそう。
店頭にはマドレーヌなどの焼き菓子やジャムとあわせて、丹精込めて作られたケーキがショーケースに並びます。 そのひとつひとつから、 大島さんの丁寧さが伝ってくるようです。
フランスを代表する焼き菓子である”ケーク”は、パウンドケーキのようなもので、ケークレザン、ケークオショコラなど種類もたくさん。このケークは5日程度日持ちがするそうで、手土産にも喜ばれそうです。
これだけ種類があると、どれにしようか迷ってしまいますね。
大島さんの一番おすすめのケーキ”アルビ”はこの店の名を冠しています。サイズは小ぶりですが、実は大島さんがフランス修行時代によく作っていたケーキをアレンジしたものだそう。アルビの街並みのレンガや石畳を彷彿とさせ、当時の思い出も込められた味です。
大人向けの少しビターなクルミ入りキャラメルの甘さとサクサクのサブレ生地との相性が絶品です。
ショーケースの中でもひときわ目を引くマカロン。色鮮やかで、手土産にも最適なマカロンは、単品はもちろん、箱に入った5個セットでも購入できます。外はカリッと、中はふわっとした優しい味わいで、見た目にもハッピーな気分になれますね。
季節に合わせたケーキやお子さんが喜びそうなプリンやシュークリームもありましたよ。
特に焼き菓子に力を入れているという大島さん。
マドレーヌやフィナンシェなどの定番の焼き菓子は、おやつにもぴったり。
「これからは焼き菓子の種類をもっと増やしていきたい」と話す大島さんは、クリスマス時期の限定商品も考案中とのことで、店頭に並ぶのが楽しみですね。
美味しいケーキや焼き菓子を口にすると、心が満たされ、自然と笑みがこぼれます。
みどりのにオープンしたフランス菓子の店へ、家族で過ごすお祝いの日、自分へのご褒美に、気軽に立ち寄ってみてはいかがでしょうか。
以上しらゆきがお届けしました。
所在地 つくば市みどりの2-20-3 ボン・ヴィボン1F 101
電話 029-896-3139
営業時間 10時~18時
定休日 水曜日、第2・第4火曜日