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知るほどに奥が深い!東京フード×つくば特産品のチョコレート

つくばスタイル特派員 みっきぃ Blog 
2019年02月06日

こんにちは、みっきぃです♪

 

もうすぐバレンタイン。今年はどんなチョコレートを贈ろうかな~と毎年ワクワクするこの時期^^

せっかくだから、つくばにゆかりのあるチョコを…と探していたら、見つけました!つくばならではの甘い誘惑♪

 

 

1967年に創業後、85年から筑波山のふもとに工場を構え、業務用チョコレートを製造・販売する「東京フード」と、つくばの特産品がコラボして誕生したもの。

 

この「テリマカシチョコレート」には、筑波山麓にある「稲葉酒造」のすてら純米大吟醸 手絞り酒粕が使われています(シルバーのみ)。チョコの口溶けとともに、上品な香りが鼻をぬける大人の風味が印象的な一品です。

 

 

もう一つ、茨城産の果物を加工したドライフルーツなどを作る「food studio M」と共同開発した「IBARAKIフルーツ×チョコレート」は、筑波山麓産のみかんやつくば市のブルーベリーなどをトッピング。果実の酸味がアクセントになった、子どもから大人まで楽しめる味わい。

 

バレンタインはもちろん、ちょっとした手土産にも喜ばれそうなこのふたつのチョコレート。それぞれつくばの特産品が使われていること以外に、ある共通点があります。

 

それは、チョコレートの原料となるカカオマスにインドネシア・ボアレモ県産のカカオ豆が使われているということ。

 

そもそもボアレモ県とは、1万数千もの島々からなるインドネシアの中で4番目に大きな島、スラウェシ島北部にあるゴロンタロ州に位置する地域。

 

 

主要農作物の一つであるトウモロコシの栽培に伴う森林伐採、焼き畑による土壌環境の劣化を改善するため、カカオの栽培にシフトするプロジェクトが2012年から実施されてきました。

 

その結果、約3,000人の農家がカカオ栽培を始め、3年後には栽培面積が4,357ha、生産量は1,014tに。一方で、課題に残ったのが農家さんたちの生計改善。

 

そこで、より良質なカカオ豆の栽培と安定供給によって、その暮らしを豊かにしようと2016年から現地での研究、技術指導に乗り出したのが「東京フード」でした。

 

 

2018年からは、国際協力機構(JICA)の草の根技術協力事業としてつくば市と連携。農園の管理や発酵方法、“安心・安全品質”をモットーにしたカカオマスの製造技術を活かした指導に力を注いでいます。

 

「いろんなご縁がつながってボアレモ県での取り組みがはじまり、たくさんの出会いによってこのチョコレートが生まれたんです」そう話すのは、プロジェクトメンバーの一人、本麻さん。

 

 

つくばのチョコレート工場とインドネシアの人々をつないだのは、東京フードの親会社「月島食品」の創業者(故 橋谷 亮助さん)のある思いがきっかけだったといいます。

 

1942年から終戦まで、ゴロンタロ州に駐在し現地の若者たちへ農業指導をしていた橋谷さん。帰国し会社を創業後も現地での交流が忘れられず、81年にインドネシア人留学生を対象とした奨学会を設立しました。

 

その奨学会OBが「カカオ100万本プロジェクト」に関わっていたことで、話を持ちかけられたのが東京フードでした。

 

 

インドネシアの若者を支援したいという創業者の思いがつないだ縁。おいしさだけじゃない、いろんな人の思いや努力が実り生まれた1粒なんですね。

 

「今後も、農家さんたちとの信頼関係を築きながらより良いカカオ豆の生産に励んでいきたい。ボアレモ産カカオには、まだまだ無限の可能性が広がっています」と、期待を込めます。

 

ボアレモ産カカオをより多くの人に知ってもらおうと商品化された「テリマカシチョコレート」と「IBARAKIフルーツ×チョコレート」。現在、市内3カ所のスーパーカスミ(大穂店・学園店・つくばスタイル店 ※イーアスつくば1階)で販売されています。

 

毎年秋に行われる「つくばマラソン」でも、ボアレモ産カカオを使ったチョコを数年前から配布しているそうですよ。

 

 

普段、何気なく食べているそのチョコにも、いろんな背景が隠されているのかもしれませんね。つくばのチョコレート工場の取り組みを通じて、新しい気づきをもらいました。

 

味わうほどにおいしく、知るほどに奥が深いチョコレートの世界。小さな一粒を通して、ボアレモの人たちをとても身近に感じたみっきぃなのでしたᕕ( ᐛ)ᕗ

 

 

東京フード株式会社

本社工場:茨城県つくば市上大島字神明1687-1

代表Tel:029-866-1587

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