みなさん、こんにちは。つくばスタイル特派員のしらゆきです。
コーヒー好きが多い土地柄のせいか、こだわりのコーヒー豆を扱うお店が多いつくばエリア。
朝起きて一杯、ランチの後に一杯…とホッとするタイミングで飲むことが多いコーヒーは、豆によって味わいが異なるのも魅力のひとつです。
今回は、守谷市にある自家焙煎のコーヒー豆を販売するお店をご紹介します。
「珈琲工房 アトリエ夢珈琲」があるのは、つくばエクスプレス(TX)守谷駅から車で15分ほどの守谷市薬師台。
閑静な住宅地の一角に佇むログハウス風の建物で、目の前に駐車場2台分が用意されています。
店の目の前には、菖蒲で有名な「四季の里公園」が広がり、開放感あふれるロケーションです。
店主の神山さんは、13年前にこちらのお店をオープンし、コーヒー豆のおいしさを追求し続けています。
コーヒー豆は店主が、コーヒーに添えられるクッキーなどの菓子はお母さまと二人で分担をして切り盛りしているのだとか。
店主が旅先で出合った、幸せな気分にしてくれた一杯のコーヒー。その幸福感をより多く方に味わってもらいたいという思いでオープンさせたこのお店。
コーヒーを通して人との出会いやふれあいを大切にしたいと、インターネット販売は行わず、対面販売がメインです。
産地農園にこだわり、厳選されたコーヒー豆だけを扱い、それを店主の焙煎技術によってより味わい深いコーヒーへと導きます。
店内で一番存在感があるのは、このコーヒー豆の焙煎機「二重シリンダー式5キロ釜焙煎機」です。
その魅力を聞いてみると「外見は古い焙煎機ですが、中身はカスタマイズしてあり、対流熱メインの焙煎が出来るようにセッティングしてあります。えもいわれぬまろやかな柔らかい味わいのコーヒーに仕上げてくれます」と話してくれました。
豆の大きさや含まれる水分量によって焙煎の火力が異なり、求める味にするためには細やかな焙煎の技術が必要なのだそう。「火力と排気の繊細な調整で、豆の個性をバランスよく引き出しています」と店主は語ります。
“グリーンビーンズ”とも言われるコーヒーの生豆を焙煎すると、黄緑色から茶褐色へと変化していきます。
新鮮な状態でおいしいコーヒー豆を提供できる自家焙煎のメリットを最大限に活かし、ベストの状態のコーヒー豆を販売しているのだそう。
惜しまれつつ4年ほど前に閉店したつくば店の来店者が今でも守谷まで買いに来てくれるのは、店主の珈琲への思いがあるからこそ。
遠くは県外からわざわざ買いに来る方もいるというのも納得です。
店内には、透明の瓶に詰められたコーヒー豆が整然と並んでいます。
“ブラジル”、“マンデリン”といった聞き慣れたものから、オリジナルのブレンドまで、さまざまな味わいが楽しめます。
100グラム単位での販売で、購入すると店主のお母さま手作りの焼き菓子が添えられるうれしいサービスも。
この日は、歩いて買い物に来た近所の方が、“ショコラブレンド”を購入していました。これは、ビターチョコレートのような味わいで、程よい苦みと強い甘みが特徴というだけあって、人気のブレンドの一つなのだとか。
この他にも、“幸せの珈琲”、“夢ブレンド”といったオリジナルブレンドコーヒーが酸味が少なくオススメとのこと。
豆の量り売りの他、店内に2席設けられたテーブルで店主が淹れてくれるコーヒーをいただくことができます。
私はマンデリンをチョイス♪酸味が抑えられており、優しい口当たりです。コーヒーに添えられた、店主のお母さまお手製のガトーショコラがまた絶品!サービスとは思えないほど、しっとりとした味わいがコーヒーをさらに引き立てます。
「地元である守谷市に根付いたお店になれば」と店主。
地域に貢献したいという思いから、TX守谷駅前で開催される商工会のイベントに出店したり、守谷市内の飲食店へコーヒー豆を卸したりと販売ルートも広範囲にわたります。
「お客様の喜びと笑顔が何よりの宝物です。これからもより美味しい珈琲づくりを目指して、お客様に小さな幸せをお届け出来たら嬉しいですね」と話してくれました。
この日は“ブラジル”の豆を購入してみましたが、実に香りと味に奥行がある味わいでした。コーヒー好きにはたまらない至福の一杯です。次はまた違う豆も試してみたくなりました。
店主からコーヒーの深い話を聞きながら、癒やしのコーヒーとの出合いを愉しみに訪れてみてはいかがでしょうか。
以上しらゆきがお届けしました。
■コーヒー豆専門店 珈琲工房 アトリエ夢珈琲
所在地 守谷市薬師台7-16-13
電話 0297-21-8275
営業時間 11:30~19:00
定休日 月曜