こんにちは、みっきぃです♪
いつの日か、そば打ちを家族の年越し行事にしたい…そんな長年の夢に近づくため、そば打ち体験をしてきました~♪
江戸時代からそばどころとして知られていた茨城県には、店主こだわりのそばが楽しめるお店があちこちに。TX沿線つくばエリアにもたくさんのそば屋が点在しています。
今回そば打ちを教えてくれたのは、つくば市にある「手打ちそば いちい」。TXつくば駅と常磐線土浦駅の中間辺りに位置するつくば市金田にお店を構えています。
辺り一面に広がる田園風景、遠くに筑波連山を望むロケーションに強く惹かれこの場所にお店を建てたと話す店主の飯島さん。店内から見渡せる大パノラマの景色も最高で、実りの秋には、窓ごしに広がる風景に魅了されながらそばを味わう人たちでにぎわいます。
アットホームな飯島さんご家族に出迎えてもらい、店舗に併設された蕎麦舎へ。持参したエプロンと手ぬぐいを着けて、いよいよそば打ち体験スタート♪
そば屋を始めるまでの15年間、おいしいそばを求めいろいろなお店を巡ったという飯島さんが出合ったのが、常陸秋そば発祥の地として知られる金砂郷(かなさごう)のそば粉。豊かな香りと甘み、コシが特長です。
その味わいを生かすため、そば粉とつなぎを10:2、すなわち外二の割合でそばを打っていきます。
ひんやりと冷たい、しっとりした粉をこね鉢に広げ、優しい手つきで水をまわしていきます。
少しずつかたまりになってきたら、生地の中にある空気を抜きながら大きなかたまりに。
砂遊びみたいで楽しい~(o*´∇`)oと、私のようにのんびりやっていてはだめです。生地のまとまり具合を見極めながら水加減を調節し、手早く進めていくのがコツ。
教えてもらった通りにやっているつもりでも、なかなかプロのようにはいきません。助け舟を出してくれた飯島さんの手にすいつくように、あっという間につやっと滑らかな玉に。熟練の技に感動しつつ、続いて延しの作業へ。
麺棒を使って、程よくうすく、ちょうどいい大きさの四角形に。生地の凸凹がなくなるまで繰り返し微調整。
どんどん露呈していく大雑把な私を責めることもせず、力の入れ加減や道具の使い方などを分かりやすく教えてもらいながら、段々とそばっぽくなってきました!
そして、いよいよ切りの作業。無心になって黙々と包丁を下していきます…呼吸を忘れるくらい集中することで、自然と心が整っていくよう。
そうして完成したそばは、見事に幅がまちまち!(笑)「初めてにしては上出来、上出来」と、終始ほめ上手な飯島さんのおかげで、楽しくそば打ちデビューを果たすことができました♪
「そばに興味を持ってくれる人が増えるのは嬉しいしね」と、とことん優しい笑みの飯島さん。要望があれば、時期と人数次第で体験させてもらえるそうですよ。気になる方は、来店の際に声をかけてみてくださいね♪
打ったそばは、持ち帰り分とは別にそのままお店で茹でて提供してくれます。「自分で作ったそばの味を知ることも体験の一つだから」と飯島さん。嬉しい心遣いです。
おぉ!こうやって出されるとお店のそれっぽい!と感動するも、よくよく見ると圧倒的に素人(>▽<)
そんな自分の不器用さに苦笑いしながらもすすったそばのおいしさといったらもう…それは作った本人のみぞ知る格別な味わい。そばの香りが口いっぱいに広がって、なぜだか涙が出そうになりました(*^^*)
店名の「いちい」とは、一つのことに心を集中させる意の「一意専心」に由来するもの。
「一番とか二番とかって順位を競うものじゃなくて、一つのことに一生懸命励み続けた先にお店のあるべき姿がついてくるんじゃないかな」と、飯島さん。
今年でそば屋の暖簾をかけて20年。おいしいそばを追い求める姿勢は今も昔も変わりません。一途にひたむきに、お客さんの喜ぶ顔を糧にこれからもそばを打ち続けていきたいと話してくれました。
職人の技と、飯島さんの「いちい」な心意気に触れ、とても豊かな師走の時間を過ごさせてもらいました。今年もあと少し。皆さんも良い年を迎えてくださいね♪
平成最後の年末、みっきぃがレポートをお届けしましたᕕ( ᐛ)ᕗ
【手打ちそば いちい】
住所:茨城県つくば市金田2177-2
電話:029-857-4140
営業時間:11時半~20時半(LO 20時)、月曜定休日
★年越しそばの予約も受け付け中。来店時かお電話にてお問い合わせください