皆さん、こんにちは!食いしん坊特派員のTAKAKOです。
「あったかいラーメン、食べたいなあ」
「でも、カロリーが気になるし…」
そんなことをつい気にしてしまうのは、年明けに人間ドックを控えている私だけ、ではきっとないですよね。
忘年会などで外食も多くなる年末。今回取材にうかがったのは、そんなときにも体に負荷のかからないラーメンを提供してくれるという、これまでのラーメンのイメージを覆す、体に優しいラーメン店です☆
つくば市高崎、県道143号線沿いにある「麺屋 KENJU」は、オープンして間もなく1年になる“野菜だしスープ専門”のラーメン店。
北海道出身で、飲食業界に20年以上従事してきたというオーナー、中村健寿(たけひさ)さんが満を持してオープンしたこのお店は、なんと野菜と水だけで、だしを取っているんだそう!その希少なラーメンは、今では雑誌にも取り上げられるほど話題になっているんですよ。
メニューには、王道の「醤油ラーメン」のほか「塩麹ラーメン」や「チリトマトラーメン」、「昆布ラーメン」などあまり目にしない珍しいラーメンの名前が。
その全てが、野菜と水だけでだしを取ったもので、動物性の豚骨や鶏ガラはもちろん、鰹や煮干しも使っていないというから驚きです。
いったいどんな味がするんだろう。。。
名前や写真から味を想像してみた特派員でしたが…やはり想像だけでは分からず(^_^;)
券売機の前でどれにしようかと迷っていると、オーナーの中村さんから女性に人気だという「チリトマトラーメンはいかがでしょう」と勧められ、酸っぱいものも辛いものも大好きな特派員はそれに決めました。
健康とラーメンを結ぶ文化をここから世界に発信する―。そんな大きな目標を持っている「麺屋 KENJU」。
お店には、冷たい飲み物だけでなく、体に優しい常温のはと麦茶も用意されています。
野菜と水だけで作るスープの中には、県産の野菜を中心に何種類もの野菜が使われているそうですが、そのスープ作りの行程は実に大変!
野菜の種類ごとに別々の鍋を使って24時間態勢で3日間煮込むので、店に寝泊りしながらの作業になるんだそうです。
カウンター席のほかにテーブル席も16席ある広い店内は、年配の方やお子さんを連れた家族でも気兼ねすることなく、すごしやすい雰囲気。
野菜だしを使った『スープ割り』は離乳食期の赤ちゃんでも食べられるので、「ぜひご家族皆さんでお越しください」とのことでした。
ラーメンが運ばれてくる間、特派員の目を楽しませてくれたのは、店内に飾られたお花たち(*’ω’*)
実は、オーナーの奥様が生けたものなんだそうです!ラーメン屋さんには珍しい光景ですが、とっても素敵ですよね。
そして、いよいよ「チリトマトラーメン」の登場!
特派員が「野菜だし」と聞いて想像していた、透き通った感じのスープとは違い…なんと白濁した白湯風スープ!
一口含むと、またびっくり!本当に野菜だけなの?と疑いたくなるようなクリーミーな味わいなんです。
トマトの酸味とピリリとしたチリの辛みが程良いアクセントとなって、麺をいただく前から、その濃厚な味の虜になってしまった特派員( *´艸`)
北海道産小麦を使った中太の麺がスープによく絡み、気付けばあっと言う間に平らげていました!
そしてこちらは、野菜スープであることはもちろん、一般的な調味料すら使用していないという「昆布ラーメン」。
野菜だしに、トッピングの昆布やワカメから出るうま味が混ぜ合わせることで完成するという、まさに体に優しい、体が喜ぶスープです。
物腰柔らかな、オーナーの中村健寿さん。
しかし、スープは毎回濃度計で濃度を測ったりと、妥協を許さない地道かつ緻密な作業の中で「KENJU」こだわりの一品を作っています。
そんな中村さんの将来の夢は、ラーメンで子ども食堂を作ること―。
ラーメンで体が喜ぶものを作り続けるという理念を元に、これからも地域に愛されるお店作りを目指します。
以上、ローカロリーラーメンを発見して嬉しい!食いしん坊特派員TAKAKOのレポートでお伝えしました(^_-)
【麺屋 KENJU】
つくば市高崎1371-5
営業時間:11:00-15:00、17:00-21:00(日曜日 7:00-15:00)
定休日:月曜日
駐車場:15台