小学校の休み時間や放課後、皆さんは何をして過ごしていましたか?
ドロケイにドッジボール、外遊び大好きだったみっきぃですが、中でも熱中していたのが鬼ごっこ。子どもたちにとって身近なこの遊びが、「スポーツ鬼ごっこ」という競技として全国で親しまれているのだとか。
更には2019年、45年ぶりに茨城県で行われる「いきいき茨城ゆめ国体」ではデモンストレーションスポーツに決定しており、子どものみならず大人も楽しめるスポーツとしてますます注目が集まりそうです。
つくば市内でも、その面白さを体感してもらおうとさまざまな取り組みが行われ、鬼ごっこ好き、すなわち“鬼ゴッター”の人口がじわじわと増加中。シンプルだけど奥が深い、そのスポーツの実態に迫ってきました!
訪れたのは、つくば体育協会が主催の体験会。低学年から上級生まで多くの小学生が参加し、いちからルールを教わった上でゲームに臨んでいました。
鬼がそれ以外の人をタッチしていく遊びの鬼ごっことは異なり、チーム(公式戦では、10~12名編成の7人制チーム)に分かれて攻守を同時に行うのが競技の特徴。自陣にある「宝」を守りながら、タッチされずに相手陣地にある「宝」を先に獲得した回数で勝敗が決まります。
タッチは両手、指定エリア内ではタッチできないなどの規定はあるものの、ルールは至って簡単。初めて参加するという子たちも、数時間で覚えていました。(公式ルール)
また、道具をそろえる必要もなく、身一つでできる気軽さも魅力。運動が苦手な子でも楽しめて、アイデア次第で多様な戦い方を展開できるので、誰もが親しめるスポーツなのです。
終了後には、「めっちゃ足速いね~!」「また一緒にやろう」と、体験会で出会った子同士すっかり仲良しに(*^^*)「すごく楽しかった」との言葉を聞いた保護者の皆さんからも笑みがこぼれていました。
初めてでも気軽に参加できる体験会の他、市内ではいくつかのチームも活動しています。
その中の一つ、全国大会を目指し練習に励んでいるのが「つくばLIGARE(旧つくば鬼ゴッターズ)」のチャレンジャーズクラス。今後、夏の合宿を経て9月の県大会、10月のつくば大会と全国大会に挑みます。
平成26年の結成当初は5人からスタートしたクラスも、今では40人近くに。毎月4回程度行う練習では、体幹や瞬発力を鍛えるトレーニングではじまり、視野を広げる訓練や実戦を通して判断力や戦い方を養っていきます。
「走る・追いかける・タッチするというシンプルな動きの中には、子どもの基礎体力を培うのに効果的な全身運動が含まれているんです。また、全国大会という目標を掲げることで、どうしたら勝てるのか考える力を育むきっかけにもなっています」そう話すのは、チームを始動した代表の杉浦拓郎さん。体育教諭として働く傍らボランティアでチームの活動に注力しています。
「成長期の中で最も基礎的な体力が養われる小学生のうちに運動する機会に触れることは、中学での部活動や身体の成長にも大きく関わってくるんです」と、スポーツ鬼ごっこを普及する意義を教えてくれました。
また、年齢や性別、地域の枠を超えて親子同士の関わりが生まれる場所になってほしいと、気軽に参加できるエンジョイクラスやリバティクラス、大人の鬼ごっこ部もメンバーを募集中。先日開催したエンジョイクラスには、親子合わせて約70人が参加したというからその人気の高さが伺えます。
つくばを中心とした鬼ごっこの輪がどんどん広がっていってほしいですねヽ(゚∀゚ヽ 三 ノ゚∀゚)ノ
シンプルなルールながら、いろんな動きが含まれていたり戦術次第でいかようにも戦える頭脳戦な一面もあったりと、知れば知るほどに奥が深いこのスポーツ!早速、休みの日に友だちを誘ってやってみようと企むみっきぃなのでしたᕕ( ᐛ)ᕗ
【つくば体育協会】
8月25日開催「まつりつくば2018 スポーツ鬼ごっこ大会」の参加チームを募集中(7月27日締め切り)
チャレンジャーズクラスの受付は、6月で終了。エンジョイクラスとリバティクラス、大人の鬼ごっこ部では、随時メンバーを募集