みなさん、こんにちは。つくばスタイル特派員のしらゆきです。
つくば駅と秋葉原駅の間を最速45分で結ぶ、つくばエクスプレス(TX)。
すべての駅にホームドアが設置され、踏切はゼロ。最高時速130キロというスピードを誇りますが、振動や騒音も少なく、乗り心地も抜群です。
2005年に開通して以来、日々安全で快適に運行されています。
そのTXで毎年開催されている「つくばエクスプレスまつり2017」が、つくばみらい市筒戸にあるTX総合基地で行われました。
年に一度だけ、TXの車両基地の中が特別公開され、普段は立ち入ることのできない場所を見学できるという、このイベント。
毎回この日を楽しみにしている鉄道好きの息子と一緒に、家族で遊びに行ってきました。
会場となるTX総合基地へは、TX守谷駅から無料シャトルバスか徒歩で向かいます。
イベント開始の10時に向けて、守谷駅に9時半ごろ到着しましたが、駅構内はすでに大混雑。シャトルバスを待つ長い列ができていました。
そこで、徒歩約20分の会場までの道のりを歩いて行ってみることにしました。
道沿いには、TXまつりのイベントスタッフが随所に立っていて、迷うこともなく到着できました。
守谷駅から会場まで歩いて、途中にあるスタンプを集めるスタンプラリーも開催されていましたよ。
会場は、鉄道ファンのみならず、小さなお子さん連れのご家族やシニアのご夫婦まで、幅広い年齢層の方で賑わっていました。
朝から晴れ渡った青空の下、TXの車両がずらりと勢ぞろい。思わず歓声をあげてしまう、迫力ある光景です。
この日だけの特別なものがあるのも、お楽しみのひとつ。
「南流山」や「みどりの」といった、普段は見ることのできない行先表示の方向幕が見られ、息子は大興奮!
いつもとは違うものが見られるのが、鉄道好きの息子にはたまらないようです。
事前応募制のイベントとして、運転席に座って運転士の体験ができる「運転台体験」や車両の洗車を車内から見学できる「洗車体験」、守谷駅から会場の総合基地までの乗車体験ができる「直通列車乗車体験」がありました。
これらは、抽選で当選した方だけが参加できる、貴重な体験イベントです。
当日参加できるイベントのひとつに、TXの車両と綱引き対決というおもしろいものも。
普段は6両編成で運行しているTX-1000系が連結され、12両編成の列車との綱引き対決は、人間の勝ち!ゆっくりとTXが動きました!
鉄道ファン垂涎のさまざまな鉄道グッズの販売やTXの先頭のヘッドマークと一緒に記念撮影できるフォトスポットなど、見どころがたくさん。
駅弁やつくばエリアのご当地グルメの屋台などの飲食販売や休憩コーナーもあり、会場のいたるところで順番を待つ長い列ができていました。
また、今年は2017年に新設された「車体更新場」が初公開となりました。
車体更新場とは、今までの車両基地ではできなかった大規模の修繕や新しい部品への更新を行い、安全で快適な運行ができるよう、車体を整備する場所なのだそう。
ここで注目すべきは、世界最大級という横にスライドするシャッターです。
ギネスブックにも掲載されているこのシャッター。これは作業員の転落防止のために設置されているのだとか。
幅が約3メートル、長さが約21メートルあり、その大きさと迫力は圧巻の一言です。
実は、この日一番のお楽しみイベントがありました。事前応募で申し込んだ「洗車体験」が見事当選したのです。
参加できたのは、事前応募の抽選によって招待された500組のご家族のみなさん。
普段は見ることのできないTXの洗車を、車内に乗車した状態で見学できる「洗車体験」に行ってきました。
特別な階段をのぼって、洗車体験用に準備された車両へ乗り込みます。
洗車機へはゆっくりとしたスピードで入っていきます。
はじめに洗剤がかけられ、泡が付いた車体。窓にはアワがついて、外が見えにくい状態です。
そこから水がかけられ、ブラシでこすられていきます。
あっという間に洗車を終えた車体は、ピカピカになり、窓に日差しが反射していました。
「つくばスタイル」のブースでは、資料や粗品の入ったオリジナルマイバッグをお渡しし、多くの方にお立ちよりいただきました。
ブース前のプラレールで夢中で遊んだり、TXの塗り絵をカラフルに彩ってくれたお子さんたちの笑顔をたくさん見ることができました。ありがとうございました!
駅弁やグルメを楽しむもよし、TXの写真を撮るもよし。
鉄道だけではない、いろいろな楽しみ方ができるイベントで、家族みんなが笑顔になれる一日でした。
以上しらゆきがお届けしました。