みなさん、こんにちは。つくばスタイル特派員のしらゆきです。
いよいよつくばエリアも梅雨入りし、しばらくは雨の日が多くなりますね。
そんな雨の日でもお出かけしたい、しっとりとした和の佇まいが素敵なお店がオープンしました。
6月9日につくば市面野井にオープンした「お煎餅 いおり庵」。
つくばエクスプレス(TX)万博記念公園駅から北東へ約2キロのところにあります。
小鳥のさえずりが聴こえる森の中にある、白壁の蔵を思わせる造りの建物が「お煎餅 いおり庵」です。
面した通りの向こうには田園風景が見渡せ、TXの高架橋も望むことができます。
敷地内には季節の彩り美しい日本庭園があり、庭園の緑が店舗の外観の白さを一層引き立てます。
つくばいが配された庭園では、水の音が心地よい響きを奏でます。
アプローチの石畳を進んで店内に入ると、そこはまさにくつろぎの空間。
窓からやわらかい光が差し込む明るい店内は、和のテイストでまとめられ、落ち着いた雰囲気となっています。
中央に置かれているのは、お茶会などでよく見かける野点傘。鮮やかな色合いが目を引きます。
お話を伺ったのは、店長の山壁さん。
山壁さんは、店主であるお母さまと一緒にお店を切り盛りしてきました。
平成3年に水海道(現常総市)で始めたお店を、守谷市、東京都杉並区、水海道駅前、そしてつくば市と店舗を増やしていきました。
店内では、「お茶をどうぞ」とスタッフの方による煎茶と試食の煎餅のおもてなしが。
「一期一会」の茶道の心得を大切にしているこちらのお店では、大人だけでなく、お子さんにも煎茶と試食のサービスを実施しているのだそう。
「お子さんにこそ、日本の伝統食であるお煎餅を食べて喜んでほしい」と話す山壁さん。
日本で昔から親しまれてきた煎餅を若い世代にも食べてもらいたいという思いが込められています。
店の奥には、なんと茶室が!ここで月に一度お茶会が開かれ、抹茶と和菓子を無料でいただくことができるのだとか。
「月に一度のお茶会では、抹茶を振る舞います。お子さんにもぜひ挑戦してほしいですね」と山壁さん。
このお茶会は、守谷市のふれあい道路店、杉並区の井の頭通り店とこのつくば本店の3店舗で開催されるイベントです。
気軽に抹茶をいただくことができるとあって、毎回多くのお客様が楽しみにしているのだそう。
抹茶を味わう機会が少ない子どもたちにとっては、貴重な機会ですね。
こちらのお店では一息つきながら、ゆっくりと商品を選ぶことができます。
煎餅のパッケージに書かれている言葉は、茶道千家流の始祖である千利休の言葉なのだとか。
そんなお茶の心得を読みながら試食をいただくのも、ひと味違った味わい方です。
店内には、こだわりの煎餅や水海道名物の三筍最中が並びます。
煎餅は、パリッとした堅焼きや食べ応えがやさしいソフトなものまでずらり。
リボンのついたパッケージに一口サイズの煎餅が入った小袋もかわいらしい♪
贈答用として、風呂敷包みのほか、茶箱入りのものもありますよ。
煎餅は日持ちがよいため、中元・歳暮や彼岸などのご進物にぴったり。
帰省土産にもおすすめです。
「また来るね、と言っていただけるようなお店を目指しています」と山壁さん(写真右)。
世代を超えて長年愛され続けるお煎餅と一期一会のおもてなしが「お煎餅 いおり庵」の魅力です。
今度私も子どもたちを連れて、お茶会に来てみたいと思いました。
以上しらゆきがお届けしました。
つくば市面野井267-1
電話 029-868-3777