こんにちは、みっきぃです♪
科学技術週間では、つくば市にある研究所も数多く一般公開を実施しました。
先日ブログでご紹介した「国立研究開発法人 物質・材料研究機構」に続いて足を運んだのは…こちらです。
研究学園駅エリアに遊びに行くとき、いつもその建物の前を車で通り、何の会社だろう?と思っていた場所がありました。
この会社の研究施設である「安藤ハザマ技術研究所」が公開されるとのことで、足を運んでみました♪
どんなことをしている会社なのか、中ではどのような人が働いているのか、ワクワクしながら行ってきました。
安藤ハザマ技術研究所は、土木や建築工事の技術的課題の解決に取り組んでおり、コンクリートなどの基盤素材から各種の複合的材料、地震に強い構造物、汚染土壌の浄化や緑化といった環境関連技術、原子力関連技術などその研究分野は多岐に渡ります。
7万平方メートルを超える広大な敷地内には、施工試験が可能な屋外実験場も整備されているそう。
本館を含む9つの実験施設のうち、まず案内してもらったのは、コンクリート試験棟。温度や湿度、混ぜ方などを変化させ、さまざまな状況下におけるコンクリートの劣化状況を再現して試験している場所です。
この日は、構造物を地震に強くする「CPR工法」、すなわち、杭基礎の耐震補強工法の紹介をしてくれました。
左がCPR工法を行っている模型、右が補強をしていない物。震動を加えると…
右側の模型は、揺れ方が大きく杭への負担も大きいのが分かります。CPR工法を施している方は、杭が安定しており、揺れも軽減されていました。
こういった技術の研究が、震災に強い建物作りに役立っているんですね。
続いて向かったのは、災害時に遭遇し得るあらゆる場面を想定しながら、こんな時どう動くか?と想像をしながら各々ディスカッションをする場に参加してみました。
このディスカッションに答えはありません。参加した子どもや高校生たちも、さまざまなケースを想定することで、災害対応を考えるきっかけになっているようでした。
ゲームに参加していた子どもたちが「さっきの所もう一回行きたい!」と楽しそうに駆けていく後を付いて行くと、そこは人工気候室。
温度を変化させ、断熱材の性能を確かめる場所です。
この日は特別に、マイナス30度と50度の部屋に入ってみることができ、どちらもつくばで体感したことのない気候に子どもたちは大喜び^^
濡れたタオルを室内に持ち込み、マイナス30度の部屋では一瞬にして凍ったタオルが、50度の部屋ではこれまた一瞬にして溶ける様子を楽しみながら実験していました。
他にも、壁や窓などの建築資材の遮音性能を確かめる残響室や電化製品、OA機器、自動車などの騒音レベルを調べる音響電波無響室が開放されていました。
参加していた子どもたちは、とにかく楽しそう!閉館時間の16時までたっぷり見学を満喫していたようです^^
さすが、子どもの頃から楽しんで科学を学べるつくば。サイエンスキッズが多いのも納得です。
つくばにいながらも、科学って難しそう…と実は感じていた私ですが、各機関での研究内容は自分の生活に関わっていることも多く、その存在をすごく身近に感じることができました!
つくばで体験する科学の春が恒例行事になりそうなみっきぃでしたᕕ( ᐛ)ᕗ