こんにちは!みっきぃです♪
筑波山支峰のひとつに数えられており、ありのままの自然や歴史が残されている「宝篋(ほうきょう)山」。
トレッキングコースとして県内外の人から親しまれているこの山を、なんとポニーと一緒に登ってきました!
今回お世話になったのは、「ポニーと道草の子どもクラブ ポニーフィールドあみ」を主催する荻原さんのポニー、金太郎と豆太郎。そして、忘れちゃいけない犬の相棒シオ!
子ども8人とパパママ、個性豊かなスタッフと共に、全長3.2kmほどの宝篋山小田城コースを上り下りし、小田休憩所近くの、荻原さんが下見の時に知り合った百鳥(ももとり)さん宅の自作ピザ釜で各自持ち寄ったピザを焼き青空の下で食べ、極楽寺コース周辺を一周するという盛りだくさんな1日。
スタート・ゴール地点となったのは、小田地区中部にある築105年の母屋を保存再生した古民家「華の幹(はなのき)」。歴史を受け継ぎ、人、文化が繋がる素敵なこちらの場所については、つくスタ特派員のゆうママさんがレポートしてくれています♪ https://tsukuba-style.sakura.ne.jp/blog/2013/05/post_3407.html
出発10分前ごろから集まり始めた参加者たち。はじめましての子どもも大人も、ポニーの姿を見つけると「ポニーだ!かわいい!」と、金太郎と豆太郎を中心に自然と輪ができ、初対面の壁を、穏やかな雰囲気を持つポニーが優しく包んで溶かしてくれました。
何事も、最初の基本はあいさつ!それぞれ自己紹介をして、今日一日お世話になる金太郎と豆太郎に「よろしくお願いします」の気持ちを込めながら一人一人がブラッシング。スキンシップを通して、人とポニー、人と人が心を通わせていきます。
乗る子、先導する子、それぞれ順番を決めたら、いざ出発!ポニーは馬ほど大きくないので、子どもの目線が高くなりすぎることもなく、初めて乗る子も怖がりません。ポニーと一緒に山道を進む一行を見つけた人たちは、「え!馬…じゃない!ポニー!?僕も乗りたい!」と興味津々。都内から来たという姉弟は、うらやましそうにポニーに乗っている子を見つめていました。
主催の荻原さんへ今回の「ポニーで宝篋山トレッキング」を企画した理由を尋ねると、
「自然の中では、子どもは自由に自分の“好き”を発見して、突き詰めていく。そこに誰かが定めたものではなく、自分の感性で発見する生きた学びがあるし、それが大人になったとき自身を支える糧となる。自然に飛び込むきっかけには、穏やかで優しいポニーが適任!」 と話してくれました。
その言葉どおり、自然の中での子どもたちは、遊びスイッチオン!
ポニーとの触れ合いを楽しむ子、ポニーがどんな色のうんちをするのか興味津々の子、きれいな石を探す子、強そうな木の枝を見つけては自慢しあう男子たち、昆虫を育てるための落ち葉を集める子、岩穴を見つめてどんな妖怪が住んでいるか空想を膨らませる子、男の子が怖がる木にがしがし登っていく女の子、蒲の穂綿に包まれ兎に変身、何味のピザが一番美味しいか食べ比べる子…。とにかく「おもしろい」アンテナが反応したことを全力で楽しんでいました。
疲れてしまった子を見つけるとポニーに乗る自分の順番を譲り、ピザが焦げて食べられない子には皆でピザを分けてあげ、行きは恥ずかしくてできなかった登山者同士のあいさつが下りでは元気よくできるようになったり。遊びながらも集団での社会性を身につけていく子どもたちの姿に、先日友人からもらった美味しいチョコを家の引き出しに隠し独り占めしている自分が情けなくなったのは秘密です(苦笑)
自然のパワーをたっぷり吸収しながら、思いきり走って笑って食べた子どもたち。そんな子どもの様子を嬉しそうに見守り、ポニーに乗ったときはきっと子どもよりも心躍っていたはずの大人たち。子どもは大人がいる安心感に守られて、大人は子どもの笑顔にパワーをもらい、優しいポニーと触れ合いながら過ごした宝篋山での1日は、子どもにとっても大人にとってもエネルギッシュな体験となりました。
たっぷり遊び、体中にエネルギーがあふれた日。体はクタクタだけど、脳が覚醒し興奮しているこの感じ、いつぶりだろう~と心地いい眠りについたみっきぃでしたᕕ( ᐛ)ᕗ
翌日、私の体が湿布だらけだったのは言うまでもありません。
【ポニーと野遊びNPO 「ポニーフィールドあみ」】
代表 荻原昇二
Tel:090-2421-8764