どーも、ヤギッチです♪
前回の記事に引き続き、つくば市立高山真名学園島名小学校の普段の授業風景をご紹介します♪
小中一貫教育を行っているつくば市では、中一ギャップを軽減するため、教科担任制を導入しています。
教科担任制とは、理科の授業は担任の先生ではなく、中学校と同じように、理科や国語など教科担当の先生がメインで授業を教え、担任も授業をサポート^^
つくば市立高山真名学園では小学4年生から導入しています。
…ということで、そんな4年生の理科の授業を見学しました♪
この日は外部講師として、つくば市内にあるプラネタリウムでお馴染みの科学館、つくばエキスポセンターの講師を招いて「ペットボトルロケットを作ろう」「空気の圧力でじゃがいもを飛ばす」という2つの実験が行われました。(エキスポセンターリンク)
エキスポセンターの講師にお話を伺うと、年間で100日ほど外部講師として幼稚園や小学校に招かれるとのこと。
そんなに招かれるの!と驚きましたが、エキスポセンターの方たちは普段から子どもたちに科学の楽しさを教えているので、学校側の信頼も厚いんでしょう^^
授業の冒頭で、水ロケットを飛ばします♪
エキスポセンターの講師が子どもたちに水ロケットをレクチャー。
まずは水を入れていないロケットから飛ばし、その後、水を入れたロケットを噴射しました!
子どもたちの予想を遥かに超える勢いで飛んでいく水ロケットに、テンションMAX!
自然と校庭に完成が湧き上がりました^^
この笑顔!実験のしがいがある笑顔ですよね♪
「なんで水を入れた方が飛ぶの?」と、子どもたちの好奇心が駆り立てられ、学習へと結びついていきます。
この日はいませんでしたが理科支援員さんがいる日もあるということで、教科担当の先生、担任の先生、外部講師、理科支援員と最多で4人の先生が1クラスの授業を行うこともあるのだそうです。
理科の実験などでは、「先生できない!」と先生への質問待ちで実験作業がストップしたりすることもありますが、4人もいるならスムーズに作業が進みそう♪
この日もジャガイモを上手く切れずに苦労している子がいて、1人の先生では1時間に2つの実験をすることは無理だったろうなぁと思いました。
3人の先生が細やかにフォローしているのは、子どもたちにとっても実験を楽しめるし、授業も進むし、良いこと尽くしですね^^
次に見せていただいたのが6年生のつくばスタイル科のサテライト単元で人権教育学習。
「ぼくはうそをついた」という先生がオリジナルで用意した教材を元に、活発な意見交換がされていました。
「ぼくはうそをついた」の内容をかいつまんで説明すると、中学生の「ぼく」が特別支援学校へ奉仕活動に行き、筋ジストロフィーという病気の男の子と話をした際、その男の子から「中学に行ったら野球がやりたい…でも、僕、来年中学校に行けるかな?野球できるかな?」と尋ねられます。
その時「ぼく」は、「中学校に行けるし、野球もできるよ」と嘘をつきます。
この嘘は良いことなのか、良くないことなのか?
大人の私が聞いても正解のない難しい内容ですが、子どもたちは躊躇なく自分たちの意見を述べていきます。
理路整然としていて、素晴らしい意見ばかり。
自分が6年生の頃、こんな風に意見を言えたかな?…いや、今でも言えないな。と子どもたちに感心しながら見てしまいました。
授業ではまず教材を元に自分の意見を考え、そこから他人の意見を聞き、最終的にどんな意見になったのかを作文にまとめます。
先生が「では書いてください」と言った途端、ものすごい勢いで書き始めました。
…集中力が凄い!!
どれもこれも普段の授業とは思えない、内容の濃さに本当に驚きました。
勉強が楽しくなることが、今のつくば市には、あるんです!
小中一貫教育と銘打って、さまざまな取組を行っているつくば市の教育。
単に小学校と中学校を統合しているだけでなく、子どもたちに学習する楽しさを提供しているのを感じて、毎回言っていますが本当に羨ましく思いました。
以上、子どもの時「お前は嘘をつくのだけはうまいな!」と父親に怒られながら褒められたヤギッチがお送りしました♪