どーも、ヤギッチです♪
科学技術週間で筑波大学を巡ってきたのでそちらをレポートしようと思います♪
つくば市内で数ある研究施設が、一般公開を行う「科学技術週間」。
「睡眠のミステリー」という講演があると知り、私は数ある研究施設から筑波大に行くことにしました。
私事で恐縮ですが、子どもの頃は夜歩き回ったりするいわゆる「夢遊病」でした。
また、学生時代は不眠に悩まされたこともあります。
眠りたいのに眠れない…この辛さは経験した人にしか分からないことだと思います。
そんなこんなで、睡眠に関して以前から関心がありました。
「人はなぜ毎日寝る必要があるのか?」「夢はなぜ見るのか?」
人間の三大欲求の1つ、睡眠に関して、どんな研究をしてるのか知りたかったのです^^
講演したのは国際統合医科学研究機構の林 悠氏。
同機構は国から「世界トップレベル研究拠点プログラム」として採択されました。
ちょっとだけ講演の中身をご紹介します♪
「イルカは哺乳類で呼吸をしなければならない。寝ているときはどうしていると思いますか?」
…ホントだ!どうしてるんでしょう!(◎o◎)
「イルカは右脳と左脳、交互に寝ています。なので自然界ではイルカは、片方の脳が寝ているため、ぐるぐると旋回してる時間があるはずです」
へ~っ!!
「睡眠のゴールデンタイムが午後10時~夜中2時と言われていますが、成長ホルモンは寝てから最初の3時間によく出ていることが研究結果でわかっています。だから、どの時間に寝ても大丈夫です」
なんとっ!!これは驚きの新事実!
「体内時計」は本当にあるのか?
講演では、マウスを使った実験を紹介してくれました。
昼に光を当て、夜を真っ暗にすることを10日ほど繰り返します。
マウスは夜行性なので、夜活動し、昼寝る生活を送りました。写真の黒い部分が活動してる時間、白い部分が寝ている時間です。
その後1日中真っ暗なままにすると、マウスの生活はどんな風に変化するかを検証。
結果は、通常のマウスは真っ暗な部屋でも、昼に寝て夜に起きるという以前と変わらない規則正しい生活を送りました(=写真左の表をご参照)。
体内時計の弱いマウスにも同じ実験をしましたが、多少のズレはあるものの、規則的に寝起きする傾向がありました。(=写真右の表をご参照)。
つまり「体内時計」は確かに存在する!ということ。
生まれつき体内時計の弱い生き物がいる事に驚きながらも、なんとなく納得…。
私、体内時計の弱いタイプです…。
時差ボケ経験したことないし。
だらだらと、昼夜逆転生活になるし。でも、一定時間の睡眠は取る…。
まさに右側のマウスと同じような生活をした経験があります(^^;
30分の講演、30分の質疑応答でしたが、面白くて時間が足りない!
講演が終わってからも、林氏に質問をする方がたくさんいました^^
人はなぜ夢を見るのか?人はなぜ眠る必要があるのか?…未だ謎の多い睡眠。
これからの筑波大学の睡眠研究に注目です^^
以上、眠すぎると酔っぱらいのように記憶を失くすヤギッチがお送りしました♪