皆さん、こんにちは!TAKAKOです。
冬のオリンピックとしては史上最多のメダル獲得数だった平昌オリンピック。メダルを獲得した瞬間はもちろん、競技が終わった後に各国の選手が抱き合って健闘をたたえ合う姿に心から感動した特派員です。これから始まる平昌パラリンピックも楽しみです!
さて、つくばエリアに暮らしているととても身近に感じる「筑波大学」ですが、実はオリンピック・パラリンピックに現役、卒業、修了生を合わせて60名以上の選手が出場しているということをご存じでしょうか?身近すぎてあまり意識をすることはなかったのですが、その実績は国内屈指!
今回訪問したのは、そんな筑波大学の輝かしい軌跡をたどることのできる「筑波大学ギャラリー」です☆
南北に約5キロ、東西に約1キロという広大なキャンパスを持つ筑波大学。その中心部に位置しているのが、開学30周年を記念して建設されたこの「総合交流会館」です。
「筑波大学ギャラリー」「筑波大学アートスペース」などと合わせて、学生はもちろん、地域の方も見学できる“人と情報の交流拠点”となっている施設なんですよ。
ガラス張りの空間はとてもおしゃれで開放的。開学からの理念である“開かれた大学”のイメージ、そのままですね!
総合交流会館の中を通り、向かったのは「筑波大学ギャラリー」。
筑波大学の歴史は、1872(明治5)年に日本で最初に設立された高等教育機関である、師範学校までさかのぼりますが、このギャラリーではその長きに渡る大学の歴史を知ることができ、一般の方でも自由に見学することができるのです。
開学以来、この研究学園都市つくばをけん引してきた筑波大学の歴史の中では、朝永振一郎先生、江崎玲於奈先生、白川英樹先生の3人ものノーベル賞受賞者も!
ギャラリー内では先生方が実際に使用されていた机や椅子、研究室を模した展示室などもあり、研究生活の一旦を垣間見ることもできます(写真は白川英樹名誉教授の展示室)。
日本人2人目のノーベル物理学賞受賞者である朝永振一郎先生の展示室では、お孫さんのために作った玩具や花のスケッチなども展示されており、器用で、あたたかいお人柄であったこと、先生がいかに多才であったかを伺い知ることができました。
そして、こちらが「体育・スポーツ展示」のコーナー☆
筑波大学にゆかりのあるアスリートたちの写真や獲得したメダルなどが展示されています。
筑波大学のスポーツの歴史は、「柔道の父」であり「日本の体育の父」と呼ばれる、かの有名な嘉納治五郎が、筑波大学の前身である東京高等師範学校の校長先生であったところから始まります。同校の生徒だった金栗四三は、嘉納先生に率いられ、日本初のオリンピック選手として1912年のストックホルム大会に出場を果たしているんですね!
その後も続く長い歴史の中、筑波大学にゆかりのある学生たちが、オリンピック・パラリンピックで獲得してきたメダルの数は、実に70個以上!
近年も数多くの選手が国内外で活躍しています。(参考:筑波大学オリンピック・パラリンピック総合推進室)
筑波大学のシンボルマーク「五三の桐葉型」のもとに書かれているのは、2012年ロンドンオリンピック・パラリンピック出場選手たちのサイン(*’ω’*)
このオリンピックでは、柔道で平岡拓晃選手と杉本美香選手が銀メダルに輝いたほか、同じく銀メダルを獲得した女子サッカーでは安藤梢、熊谷紗希両選手が出場。パラリンピックにおいては、秋山里奈選手が100m背泳ぎで金メダル、木村敬一選手が100mバタフライで銅メダル、そして100m平泳ぎで銀メダルを獲得し、若杉遥選手がゴールボールで金メダルを獲得しています。
また、リオオリンピック・パラリンピックでも、柔道81kg級の永瀬貴規選手や、50m自由形S9の山田拓朗選手ら4名がメダルを獲得する活躍をしているんですよ。
ノーベル賞受賞者とメダリストをともに輩出している大学、筑波大学―。
皆さんもぜひ「筑波大学ギャラリー」で、その歴史と伝統を感じてみてくださいね!
以上、「いつか我が子もここに名を連ねることができたら…!」なんて夢見る、特派員TAKAKOのレポートでお送りしました^^
つくば市天王台1-1-1
開館時間: 9:00-17:00
休館:日曜・年末年始(入学試験のため平成30年3月12日は臨時休館)
TEL: 029-853-7959