どーも、ヤギッチです♪
筑波宇宙センター(JAXA)にて、「夏休み企画 サマーラボ2013」が8月1日~8月21日の間で開催されていると聞いて、取材させていただきました!
こちらは、JAXA職員や宇宙に関する専門家が先生となって、小中学生を対象にさまざまな授業を行う人気の催しです。
毎年、全国から応募が殺到し今年もすべての講座が満席に近い状態とのこと。
取材したのは「宇宙飛行士ってこんなに大変なんだ~宇宙飛行士のヘルメットを作り、宇宙服や宇宙空間について学ぼう~」という授業。
今回の先生は、株式会社エイ・イー・エスの方々。
株式会社エイ・イー・エスは小型衛星や飛行船などを研究開発し、JAXAで「宇宙飛行士模擬訓練・体験」を提供している会社です。
いつか訓練してみます!
エイ・イー・エスの先生が子どもたちに最初にレクチャーしたのは「宇宙服」について。
会場には実際に宇宙服が飾られていました!
宇宙服にはオレンジ色と白の2種類があります。
オレンジ色は油圧服と呼ばれ、主に船内で着る服。
白の服はEMU(船外活動ユニット)と呼ばれ、宇宙船の外で着るものです。
先生の「なぜ、宇宙服を着る必要があるのか?」という問いに対し、一人の子が手をあげました。
「無重力で気圧の調整が必要だから!」
…小学校1年生くらいの子が元気に答え、大人たちは「おお!!」と驚きと感心の声。
子どもたちの宇宙への熱が伝わってきました^^
宇宙服は「気圧の調整」「体温の調整」「放射線からの保護」と主に3つの理由で着用する必要があります。
「体温の調整」では、冷却下着」と呼ばれる宇宙服の下に着る服も、星出宇宙飛行士が実際に着用した写真パネルを使って紹介されました。
服の表面に水が流れて体温を調節できる冷却下着、フェンシングのユニフォームのような白い服でした。
…夏、着たら涼しいんでしょうか?着てみたいですね。
さらに「EMUは14枚もの薄い布を重ねて作られています」と先生がおっしゃったので耳を疑いました。
…14枚ってことは、十二単よりも2枚多いっすよ!?
冷却下着の上に、14枚の布が重なった服を着る…無重力とはいえ、絶対にもこもこしますよね(^^;
いよいよヘルメットを作ります。
紙を切ったり貼ったりして、作っていきます^^
宇宙飛行士はヘルメットをかぶると自分のお腹あたりの視界が遮られてしまいます。
そのため宇宙服のグローブの手首に鏡がついていて、その鏡を見ながら作業するのだとか。(上写真右側をご参照ください)
…改めて言います。
冷却下着を着た上に、14枚の布が重なった服を着て、鏡を見て作業する…考えただけでも大変さが伝わってきますね!
今回の授業ではその大変さも体験してもらおうと、作ったヘルメットを被ったまま宇宙飛行士と同様、鏡を使って書類を読んだり、文字を書いたりしました。
「あれ?逆だな」「うーん、数字の「4」が書けないよー」「難しい…!」と子どもたちも悪戦苦闘。
私も家に帰ってひとりで、鏡だけの視界で字を書いてみましたが、頭が混乱します(笑)
上と下、右と左がわからなくなります。アルファベットのBとかSとかZとか大変でした。
…頭の中が無重力空間!!ちょっとした宇宙を感じました♪
子どもたちはサマーラボを通じ、宇宙飛行士の大変さと偉大さを感じることができたようです^^
そして何より、宇宙を身近に感じることができたのではないでしょうか?
これを体験して、宇宙飛行士を目指す人がいたら本当に素敵ですね~♪
以上、普段から頭の中にブラックホールがあるヤギッチがお送りいたしました♪