こんにちは。つくスタ特派員ゆうママです。
今年度からつくば市内の小中学校では「小中一貫教育」が完全実施されました。
中1ギャップの解消や9年間の連続性・持続性のある学びの推進を図り、教科担任性の導入、ITスキルを活用した「つくばスタイル科」など特徴的なカリキュラムを導入しています。
9年間を見通した弾力的で効果的な編成が可能となり、発達段階に応じたよりきめ細やかな指導に期待が寄せられています。
先日、つくば市立竹園西小学校で小中一貫教育推進校研究発表会が行われ、研究主題の「”竹園から世界にはばたく児童生徒の育成”を目指す小中一貫教育の推進~心をつなぎ、学びを深め合える学園づくり~」を発表。竹園西小学校で研究、実施されている「つくばスタイル科」を主とした各学年の授業が公開され、授業の成果や様子をうかがい知ることができました。
他校の先生方や保護者が多数訪れ、取材陣もたくさん!
私も2年後に息子が小学校入学を控えており、個人的にも興味津々で参加させていただきました。
つくば市は、小中一貫教育を進めるにあたり既存の中学校区ごとに学園を編成しました。
今回訪れた竹園西小学校は竹園東小学校・竹園東中学校と施設分離型の小中一貫校「つくば竹園学園-CREATIVETAKEZONO-」。
全国でもトップクラスの学力を誇るつくばの中でも、国際的で科学技術に関心があり、世界を目指す児童生徒が多いのだとか。
こちらの学校では小中一貫教育の学びの連続性を高めるために、これら7つの視点を生かして授業づくりが行われています。
1 教科担任制
2 意見交換
3 小中一貫の授業づくり
4 小小交流・小中交流
5 中学校教員TT(チームティーチング)
6 学びのスキル
7 つくばスタイル科
5・6年生からの教科担任制では教員の専門性や児童のスキルを高め、意見交換では互いの考えを深め発展させ、小中一貫の授業づくりではICTを活用してテレビ会議などを通した学習を行っています。
竹園西小学校は施設分離型のため、学園として一貫した学びを行うための小小交流・小中交流は大切な視点の一つ。
それぞれの学校の特色ある行事に相互に参加し、1校による実践に対し、より効果的に体験を積んでいるそう。
小学生にとっては中学生の学習内容を知ることで学習の見通しを持つことができ、中学生は自らの学習活動を振り返り確かなものとするのだとか。
児童生徒にとっては視野を広げる交流になりますよね^^
教職員からは「児童生徒、教職員間の絆が強まったように感じる」との意見も聞かれましたよ。
小中一貫だからこその連携、交流がコミュニケーションも活発なものとし、自発的で明るい児童生徒を育んでいるんでしょうね。
また、研究施設や国際交流などつくばの知的環境を生かした連携も密に図られ、「つくばだからこそできる教育」が世界にはばたく子ども達を育んでいることを感じました^^
小中一貫教育には学力の向上だけでなく、豊かな人間性や社会性の育成も期待されていて、市外で子ども時代を過ごした私にとっては驚くことばかりの教育体制なのですが、子どもの未来を育むつくばの教育の在り方には期待や希望を持つことができます!
(コンピュータのマウスが人気のキャラクターピカチュウでした!)
小中一貫教育の効果に期待を持つ一方、気になるのがつくば市独自のカリキュラム「つくばスタイル科」!
今までどのような授業なのか想像ができなかったのですが、つくばスタイル科のカリキュラムの中では、つくば次世代型スキルの育成・言語力を育む外国語活動を推進し、科学技術・豊かな心・福祉・国際理解などに重点を置き~知と心の調和とグローバルな視点を備えたつくば市民の育成~を図っているとのこと。
「つくばの未来を担い世界で活躍する子ども達」を育む、子どもたちの可能性を広げる学びが行われているんですね。
次回は「つくばスタイル科」で具体的にどのような授業が行われているのかレポートします♪
以上、つくば市の教育事情を目の当たりにしてちょっぴり賢くなったゆうママがお伝えしました^^